2024年6月17日、第一財(cái)経は、中國(guó)の自動(dòng)車市場(chǎng)で新エネルギー車のシェアがさらに拡大し、新興國(guó)産ブランドのシェアが日系車を追い抜いたと報(bào)じた。

記事は、5月の中國(guó)乗用車市場(chǎng)の新車小売が前年同期比1．9％減の171萬臺(tái)だった一方、新エネ車は同38．5％増の80萬4000臺(tái)となり、シェアが前年同時(shí)期の33％から47％にまで上昇したと紹介。新エネ車が中國(guó)自動(dòng)車市場(chǎng)の主な成長(zhǎng)力となる中で、理想や蔚來など新興國(guó)産ブランドのシェアが前年同期比3．5ポイント増の16．3％となり、日系車の14．8％を上回ったと伝えた。

そして、各ブランドの5月の販売実績(jī)を紹介し、理想が同23．8％増の3萬5020臺(tái)、賽力斯集団が華為技術(shù)（ファーウェイ）と共同開発する問界が3萬578臺(tái)、蔚來は単月で過去最高となる同3．34倍の2萬544臺(tái)、極氪も単月最高となる同2．15倍の1萬8616臺(tái)、零跑は同50．65％増の1萬8165臺(tái)で、小鵬や哪吒も1萬臺(tái)を超えたほか、小米は8630臺(tái)で、6月は1萬臺(tái)を突破する見込みだとしている。

記事は、BYDや吉利、長(zhǎng)安などの既存メーカーが新エネ車分野において純電動(dòng)自動(dòng)車（PEV）とハイブリッド車など複數(shù)車種の開発に取り組んでいるのに対し、理想はレンジエクステンダー型プラグインハイブリッド車、蔚來、小鵬はPEVといった具合に単一の種類のみを扱っている狀況だと指摘。その上で、現(xiàn)在の市況からは、プラグインハイブリッド（レンジエクステンダー型を含む）がPEV以上の成長(zhǎng)を見せていることがうかがえるとし、5月のPEV販売臺(tái)數(shù)が同9．4％増の53萬1000臺(tái)だったのに対し、プラグインハイブリッド車が同84％増の27萬6000臺(tái)、レンジエクステンダー型が同2．05倍の9萬1000臺(tái)となったことを紹介した。

また、マッキンゼーの調(diào)査では一線、二線と呼ばれる大都市でPEVの普及率が高い一方で、三線、四線以下の地方都市や農(nóng)村地域では充電設(shè)備の設(shè)置ペースがPEV販売ペースに追いつかず、満足度が低くなっていることが明らかになったと紹介。これまで「ハイブリッドは造らない」とトップが明言してきた複數(shù)の企業(yè)が今になってハイブリッド車の開発や発売に乗り出しており、ハイブリッド車開発に否定的な発言を繰り返してきた小鵬の何小鵬（ホー?シアオパン）會(huì)長(zhǎng)も近ごろのインタビューで「次世代ハイブリッドがどんなものか検討しなければならない」と方針転換を匂わす発言をしたと伝えた。（翻訳?編集/川尻）