2024年6月20日、中國メディアの騰訊新聞は、人口の高齢化は産業(yè)拡大のチャンスだとし、日本の高齢化対策の経験が中國をはじめとする世界の経済に貴重な教訓(xùn)を與えていると報(bào)じた。

記事は、中國では現(xiàn)在、14億1000萬人の21．1％に當(dāng)たる2億9700萬人が60歳以上、15．4％に當(dāng)たる2億1000萬人が65歳以上で、國連の基準(zhǔn)を踏まえると中國は典型的な中度の高齢社會(huì)だと伝えた。

そして、「シルバー経済」が産業(yè)の発展にもたらす影響について、モルガン?スタンレーの専門家が「金融業(yè)界が受ける影響が最も大きいが、それは試練だけではなく100年に1度のチャンスも含まれており、このチャンスを生かして革新を進(jìn)めるべきだ」と述べたことを紹介。中國が「共同富?；工取鸽p循環(huán)」政策を推進(jìn)する上で高齢者の財(cái)務(wù)上の安定を確保することに加えて、高齢者に十分な消費(fèi)能力を持たせることがますます重要になってくるとした。

また、日本による高齢化対策の経験が世界経済に貴重な啓示を與えてきたとした上で、日本の金融グループ幹部が「日本では25年までに65歳以上の高齢者のうち7分の1が認(rèn)知癥となる可能性がある」と述べたことを紹介。中國の高齢化率は日本に比べて低いものの、人口の規(guī)模が大きく、絶対的な高齢者の數(shù)が日本より大きいことから、中國の関連市場規(guī)模は大きな潛在性を秘めているとポジティブな見方を示した。

記事は、中國人壽保険集団の蔡希良（ツァイ?シーリアン）総裁が、中國のシルバー経済市場規(guī)模が35年までに35兆元（約770兆円）に達(dá)し、新たな経済成長點(diǎn)になる可能性があるとの予測を示したことを紹介。専門家が「銀行は融資サービスの供給をしっかり行い、より多くのリソースを養(yǎng)老産業(yè)に傾斜するべき。金融サービスの生態(tài)系づくりを進(jìn)め、行政?金融機(jī)関?企業(yè)の三者が協(xié)力して、養(yǎng)老サービスにおける社會(huì)全體の連動(dòng)、協(xié)力を強(qiáng)化すべき」との意見が出たことを伝えた。（翻訳?編集/川尻）