食卓から人間関係までさっぱりした「糖質(zhì)ゼロ」ライフを追求する中國の若者

人民網(wǎng)日本語版    2024年6月24日(月) 19時30分

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中國で「糖質(zhì)ゼロの付き合い」という概念が人気を集めつつある。寫真は若者の間で人気になっている「七輪を囲みながらお茶」。

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中國の若者の間では近年、「糖質(zhì)ゼロ」の飲食物が人気になっている。そして、「糖質(zhì)ゼロ」の波は、食卓から人間関係まで波及し、「糖質(zhì)ゼロの付き合い」という概念が最近、人気を集めつつある。中國新聞社が伝えた。

その他の寫真

「糖質(zhì)ゼロの付き合い」というのは、今の若者が他の人と一定の距離を保って付き合い、他の人が提供してくれる情緒的価値に過度に依存せずに人付き合いをすることを意味している。こうした人付き合いのスタイルは、ベタベタしたりせず、互いに依存もしないため、さっぱりとしていてまるで「糖質(zhì)ゼロ」の食品のようだというわけだ。

「95後(1995~99年生まれ)」の黃梓熙(ホアン?ズーシー)さんには「糖質(zhì)ゼロの付き合い」をする友達がいて、彼女はそのデザイナーの友人らと互いに束縛しない気軽な付き合いをしている?!袱筏绀盲沥澶盲郡辍ⅳ瘩Y走したり、されたりといったことはしない。オンラインのグループチャットや、定期的にオフラインで交流する機會を設(shè)けて、デザインした作品やそこから得たもの、悩みなどについて互いにシェアするだけ」と話す。

そして、「現(xiàn)代社會では、人付き合いにおけるニーズがますます複雑になっていて、そんな人付き合いへの対応で疲れ切ってしまうこともある。『糖質(zhì)ゼロの付き合い』ならばシンプルな人間関係となり、付き合いにおけるコストも削減できる。自分のニーズや趣味に合わせて付き合いの対象を選ぶことができ、従來の人間関係のように『絆』や『メンツ』などに縛られる必要がない」と話す。

パンダをテーマにしたキャンプ場

「糖質(zhì)ゼロの付き合い」は人と人の付き合いだけでなく、「ヒューマン?コンピュータ?インタラクション」にまでも波及しており、バーチャル世界において、その概念や表現(xiàn)形式がさらに拡大している。

オンラインコンテンツを見ると、ネットユーザーは、孤獨を感じると、バーチャルヒューマンやバーチャルアイドルといったデジタル化されたキャラクターを自分の話し相手や遊び相手とするようになっている。例えば、あるネットユーザーは、「バーチャルヒューマンやバーチャルアイドルが人気となっているのは、上から目線になることがなく、親しみやすいからで、心の支えとなってくれる」と書き込んでいる。

山東大學(xué)で社會學(xué)を教える王忠武(ワン?ジョンウー)教授は、「『糖質(zhì)ゼロの付き合い』というのは、人間関係ゼロという意味ではなく、若者が人付き合いにおいて、獨自性や自立を重視するよう促している?!禾琴|(zhì)ゼロの付き合い』は、社會の発展の動向に順応しているほか、現(xiàn)代の人間関係の実際のニーズにもマッチしている。しかし、若者は、気楽で自由な『糖質(zhì)ゼロの付き合い』を楽しむと同時に、従來の人間関係がもたらす楽しみや意義も軽視してはならない」との見方を示した。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KN)

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