中國メディアの鳳凰週刊はこのほど、「中國の若者が日本の老人ホームに押し寄せる」とする記事を配信した。

総務(wù)省が6月20日公表した人口推計(jì)によると、2024年1月1日時(shí)點(diǎn)の日本の総人口は1億2414萬3000人で、65歳以上人口は3620萬9000人だった。

記事は、「日本は世界で最も高齢化が深刻な國の一つ」と言及して、介護(hù)業(yè)界の人手不足が大きな問題になっていると指摘。こうした狀況を背景に17年9月には「介護(hù)ビザ」が誕生したと伝えた。

また、日本の高齢者向け施設(shè)で働く中國の若者は大學(xué)卒業(yè)以上の學(xué)歴を持つ人が少なくなく、ほとんどがデイサービス施設(shè)や高級老人ホームに散らばっていると説明。デイサービス施設(shè)については「日本では一般的で、利用者を朝迎えに行って夜に家まで送る」「介護(hù)士は一人ひとりの體と精神的な狀況、食事や排泄の記録を取る必要がある」などと述べて、血圧測定や體操などの他、トランプや麻雀、すしや餃子作り、天気が良い日はそろって散歩に出掛けるなどの活動があると伝えた。

そして、介護(hù)士の仕事の強(qiáng)度がより大きいのが特別養(yǎng)護(hù)老人ホーム（特養(yǎng)）だとして、介護(hù)サービスの必要度を判斷する要介護(hù)認(rèn)定に言及。原則として、特養(yǎng)が対象とするのは要介護(hù)3以上の高齢者で、記事は「特養(yǎng)では、入居者のおむつ著用に本人の希望を尊重する必要がある。中には著用する必要があるという事実を受け入れられず、一晩に十?dāng)?shù)回ベルを鳴らす人もいる」「判斷力を失った高齢者に対応する際、介護(hù)士は責(zé)任感以外に、『相手が次にすることは何なのか』を推測できる感知力が求められる。過去にはアルコール消毒液を丸々1本、飲んだ人がいた。あるアルツハイマー病を患っている入居者は身の回りの物を何でもかじった」「日本では人道主義の観點(diǎn)から、高齢者がどんなに手に負(fù)えなくても體を縛ってはならない。身體拘束は禁止されている。ただ、夜勤1人に対して22人という施設(shè)では、職員は一息入れる機(jī)會もない」と伝えた。

記事はまた、「経済條件の良い高齢者は高級老人ホームに入ることができる」と述べ、「ここで介護(hù)士や看護(hù)師に求められるのは『明るく元?dú)荨护恰⒄lもが穏やかな口調(diào)だ。『環(huán)境は高級ホテル、サービスはディズニーランドのようでなければならない』が分かりやすい例え」「當(dāng)然ながら入居金は4000萬円からなど高額で、入居後はさらに毎月30萬～40萬円のサービス費(fèi)を支払わなければならない」と説明。施設(shè)での生活については、「看護(hù)師と介護(hù)士が24時(shí)間常駐。醫(yī)師による身體検査が毎週あり、料理はイタリア料理、フランス料理、和食が選べる。定期的にミニコンサート、映畫上映會、お茶會などさまざまなイベントが開催され、リハビリ室やジム、溫泉、ダンススタジオ、手工蕓の作業(yè)室なども備えている」と伝えた。

「介護(hù)士の仕事には苦しいことも楽しいこともあり、時(shí)間がたつにつれて多くの中國の若者はこの仕事を好きになり始めている」といい、記事は「職場の人間関係がシンプル」と考える人や「同じ年齢の他の人より収入が多い」と考える人、また「経験を積んで2年後に中國に戻り、介護(hù)の仕事をしよう」と考える人がいることを紹介した。（翻訳?編集/野谷）