2014年9月1日、インドのモディ首相が30日から5日間の日程で日本を訪問。もともとは日本?インド両國(guó)の事柄であるはずのこの訪問だが、「中國(guó)に向けて強(qiáng)いシグナルを発した」とする見方が日本で相次いでいる。環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。（文：竜興春（ロン?シンチュン）チャハル學(xué)會(huì)研究員、西華師範(fàn)大學(xué)準(zhǔn)教授）

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21世紀(jì)に入って以來、日本はそれまでのインド軽視政策を変更した。まず、インドへのハイレベル訪問が頻繁になり、対インドODA（政府開発援助）が増加した。2005年、インドは中國(guó)に代わり、日本のODAの最大の受け取り國(guó)となった。さらに日本政府は日本企業(yè)のインドでの投資を奨勵(lì)し、レアアース開発などの分野で実質(zhì)的な成果をあげている。

日本がインドに歩み寄る目的は數(shù)多いが、最も根本的な目的は「ますます自信をつけ、強(qiáng)硬的な態(tài)度を見せる中國(guó)に、インドと共に対抗する」ことだろう。アジアでは今、日中印の3強(qiáng)構(gòu)造が形成されている。中國(guó)は日本?インドの両國(guó)とそれぞれ領(lǐng)土問題を抱えているが、日本とインドは歴史的な恨みや地縁?政治的な衝突がない。日本とインドが協(xié)力して中國(guó)に対峙することは、ごく自然な選択と言える。日本?インドの両國(guó)はちょうど中國(guó)の東西に位置し、客観的にも中國(guó)を「挾み撃ち」にすることができる。これが、日本がインドに接近する戦略的意図だ。米國(guó)のアジア太平洋リバランス戦略も、日本とインドの提攜強(qiáng)化を後押しした。

しかし、インド政府の態(tài)度は非常に慎重だ。インドは今、日本との実質(zhì)的関係を積極的に発展させている（海上での合同軍事演習(xí)、日印次官級(jí)「2＋2」対話、ルック?イースト政策の中心に日本を置き、日本からの企業(yè)誘致?投資誘致に力を入れるなど）。しかし一方で、共に中國(guó)をけん制するという核心的な目標(biāo)に関しては、日本はまだインドから満足できる回答を受け取っていない。インドは、中國(guó)けん制を目的とした日本の計(jì)畫に距離を置いている。むしろ、インドは中國(guó)包囲?けん制の同盟に加入することは無いとし、インド?日本関係は中國(guó)を?qū)澫螭趣筏郡猡韦扦悉胜い葟?qiáng)調(diào)している。

日本はかつて、尖閣諸島に関して日本の立場(chǎng)を支持するようインドに求めたことがあるが、インドは首を縦に振らなかった。

モディ首相の今回の訪日は、主にインドの利益を目的としたものだ?！赴k展」の目標(biāo)を掲げて選挙に勝利したモディ首相は、外交は経済発展のためであると強(qiáng)調(diào)する。今回の訪日の主な任務(wù)は企業(yè)誘致?投資誘致だ。このほか、日本と民用原子力エネルギーに関する?yún)f(xié)定を結(jié)び、インドの原発市場(chǎng)により多くの競(jìng)爭(zhēng)者を招こうとしている。さらに、日本から水陸両用機(jī)を購(gòu)入し、技術(shù)の譲渡、兵器の共同開発?生産について日本と協(xié)議し、インドの軍事力強(qiáng)化につなげたい考えだ。

モディ首相は、「経済発展こそが全ての問題を解決し、大國(guó)になるための基本」との見方を示している。インドが発展するためには米國(guó)?日本だけでなく、中國(guó)との協(xié)力も必要だ。中國(guó)の存在は、日米がインドを重視する主な原因となっている。モディ首相は、印米関係を動(dòng)かす「てこ」として中國(guó)を活用することを打ち出した。同様に、日本との接近によって、中國(guó)との交渉での存在感を高めることができると考えられる。インドの國(guó)力?軍事力は中國(guó)に遠(yuǎn)く及ばない。日米のために中國(guó)と対抗するのはインドの利益にそぐわない。モディ首相の日本訪問後、すぐに習(xí)近平（シー?ジンピン）主席がインドを訪問する?！溉毡兢去ぅ螗嗓餐侵袊?guó)に対抗する」などという日本の幻想は、その後の習(xí)主席訪印と、中印友好協(xié)力の実現(xiàn)によってかき消されてしまうだろう。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?翻訳/SN?編集/武藤）