2024年7月3日、臺灣メディアNOWnewsは、日本で発行が始まった新紙幣が臺灣で両替できるようになる見通しについて紹介する記事を掲載した。

記事は、日本が20年ぶりにデザインを変更した1萬円、5000円、1000円の新しい紙幣の発行が3日に始まったと紹介。1萬円札は肖像が福沢諭吉から資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一に、5000円札は樋口一葉から教育家の津田梅子に、1000円札は野口英世から同じく醫(yī)學(xué)者である北里柴三郎へとそれぞれ変更され、図柄も1萬円札が東京駅、5000円札が藤の花、1000円札が葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」に変わったと伝えた。

そして、円安が進行して多くの臺灣市民が「円が安いうちに」と円への両替を積極的に行う中、新札に両替できるのがいつになるのかについて議論が起きているとし、臺灣の銀行は「すぐにはできるようにならない」との見通しを示し、臺灣銀行や臺新銀行が具體的なスケジュールや數(shù)量は未定としたほか、兆豊銀行が「最速で來週になる見込み」とコメントしたことを紹介している。

また、新札は日本國內(nèi)でも流通體制が整っていない可能性も指摘。日本メディアの報道として、コインパーキングの精算機や飲食店の券売機では新札対応が50％程度しか進んでおらず、自動販売機に至っては新札発行の3日までに対応率が2?3割にとどまる見込みだと紹介した。そして、新札発行後も舊デザイン紙幣を従來通り使用できることから、「日本旅行では舊札のほうが使い勝手がいい」と新札への両替を急がないようアドバイスする専門家もいると伝えた。（翻訳?編集/川尻）