中國メディアの新浪科技などが2日、中國の自動車メーカーが従業(yè)員に強制殘業(yè)をさせていると報じた。

報道によると、中國自動車メーカー「ビッグ5」の一つに數(shù)えられる奇瑞汽車について、SNS上で「従業(yè)員を強制殘業(yè)させている」との話題が持ち上がった。同社の従業(yè)員だという人物は「社內(nèi)で強制殘業(yè)が行われており、毎週20時間以上の殘業(yè)が必須。殘業(yè)代は支給されず、10元（約220円）の食事手當(dāng)しか出ない」と証言した。

また、「受け入れがたいこと」として、同社が殘業(yè)の事実を隠すためにタイムカードを「ロック」しており、デフォルトで午前8時30分から午後5時までの勤務(wù)と記録される點を指摘している。さらに、「一部の部署では振替休日の申請や休暇取得が禁じられている」としたほか、「殘業(yè)時間が少ない者は足切りされる」とも訴えた。

本部のある従業(yè)員は「先週、內(nèi)部のタイムカードシステムが修正された。ある部署の毎月の労働時間は契約書に記された時間の少なくとも1．4倍になっていることを確認した」と述べた。土曜日は強制出勤で、日曜日も休みは保障されない。頻繁な會議が通常業(yè)務(wù)を妨げているといい、午後6時以降、ひどい場合は午後10時に會議が設(shè)定されることもあるほか、部署レベルの會議は土曜日に行われるという。

2023年に新卒で同社に就職したある従業(yè)員は、メディアの取材に「奇瑞汽車の人材流出率は高い。新卒生は1年足らずで7割が辭めた。殘りの人たちも2年経験を積んで転職する準備をしている」と説明。同従業(yè)員によると、今年5月の殘業(yè)は120時間に上り、通常勤務(wù)の174時間と合わせると月の勤務(wù)時間は300時間に迫る。しかし、手取りは4800元（約10萬6000円）程度だという。

同社は昨年にも、幹部が従業(yè)員に土曜日の勤務(wù)を強制したと伝えられていた。（翻訳?編集/北田）