2024年7月4日、環(huán)球時(shí)報(bào)は、中國(guó)がリチウムイオン電池で絶対的な地位を確保する中、米國(guó)などの企業(yè)が新たな電池技術(shù)の開(kāi)発に希望を託しているとする米メディアの報(bào)道を紹介した。

記事は米紙ウォール?ストリート?ジャーナル（WSJ）の2日付を紹介。WSJの記事は、中國(guó)の巨大な電気自動(dòng)車（EV）市場(chǎng)をバックボーンに、中國(guó)の電池メーカーが業(yè)界をリードしているとし、韓國(guó)の市場(chǎng)調(diào)査會(huì)社SNEリサーチによると、今年1?4月の世界のEV用電池シェアは寧徳時(shí)代（CATL）とBYDだけで半分以上を占め、中國(guó)メーカーは電池材料のサプライチェーンも獨(dú)占狀態(tài)を確立していると伝えた。

そして、米國(guó)をはじめとするライバル國(guó)にとって唯一の希望は、リチウムイオン電池に取って代わるまで行かないものの、他の選択肢となり得る新たな電池技術(shù)を開(kāi)発することだと指摘。いくつか存在する候補(bǔ)の中で最も現(xiàn)実的なものがナトリウム電池で、リチウムに比べてはるかに資源が豊富という利點(diǎn)を持つ一方で、エネルギー密度が低いために長(zhǎng)い航続距離を必要とするEVには向かず、主にローエンド向きに用いられることになりそうだとした。

また、もう一つの選択肢として、黒鉛正極をシリコン正極に置き換える技術(shù)があり、電池の軽量化、蓄電容量の増加につながると説明。パナソニックが昨年、英國(guó)のスタートアップ企業(yè)ネクシオンからシリコン系電極を購(gòu)入すると発表したほか、米國(guó)のスタートアップ企業(yè)グループ14も、韓國(guó)のSKグループと合弁會(huì)社を設(shè)立して開(kāi)発を進(jìn)めていることを紹介した。

さらに、動(dòng)力用電池の「キラー」技術(shù)としてとりわけ注目されているのが全固體電池で、既存の液體電池に比べて安全で充電が速いだけでなく、多くの電力を蓄えることができると紹介。 米國(guó)のスタートアップ企業(yè)がすでに開(kāi)発に向けた動(dòng)きを見(jiàn)せているものの、既存の電池よりもコストが高くなるというボトルネックも抱えているとした。

WSJの記事は、中國(guó)も単に様子見(jiàn)をしているわけではなく、全固體電池の研究開(kāi)発に約60億ドル（約9700億円）を投資する見(jiàn)込みだと中國(guó)メディアが報(bào)じているほか、中國(guó)メーカーは全固體電池よりも早く開(kāi)発でき、コストも抑えられる半固體電池技術(shù)の開(kāi)発を進(jìn)めていく可能性もあると伝えた。その上で「動(dòng)力用電池分野における中國(guó)の地位は今のところ強(qiáng)固なままだが、新技術(shù)は歐米企業(yè)にさらに可能性をもたらすかもしれない」と評(píng)した。（翻訳?編集/川尻）