世界遺産に迫る砂漠化の脅威！仏像眠る「莫高窟」も埋沒か―甘粛省敦煌市

2007年6月30日、甘粛省治砂研究所は新疆ウイグル自治區(qū)にあるクムタグ砂漠が毎年1mから4mの速度で東に拡大していると報告。すでに甘粛省敦煌市に接近しており、現(xiàn)地の交通や農(nóng)業(yè)、石窟內(nèi)の仏像や壁畫で有名な世界遺産「莫高窟」が砂の脅威にさらされているという。

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甘粛省治砂研究所の王所長によれば、クムタグ砂漠は中國國內(nèi)で6番目に大きい砂漠であり、新疆ウイグル自治區(qū)からまっすぐ東に向かってその勢力を拡大しているという。クムタグ砂漠についてこれまで正式な研究はされておらず、學(xué)術(shù)界でも神秘的な砂漠とみなされていた。

2004年に甘粛省科學(xué)技術(shù)重點項目として「クムタグ砂漠総合科學(xué)考察プロジェクト」がスタート。中國林業(yè)科學(xué)院や蘭州大學(xué)、治砂研究所などの専門機(jī)関が合同で3年の歳月をかけてクムタグ砂漠を調(diào)査研究した。

現(xiàn)在、クムタグ砂漠は周辺の砂漠と敦煌市南湖オアシスと西湖國家自然保護(hù)區(qū)のすぐそばにまで到達(dá)しているという。（翻訳?編集/本郷智子）