中國で燃料を輸送したタンクローリーが、コスト削減のためタンク內(nèi)部を洗浄しないまま食用油を輸送することが常態(tài)化している問題を取り上げた中國紙、新京報(bào)の記者の微博（ウェイボー）アカウントが突然削除され、同氏の身の安全を懸念する聲も上がっていると、香港メディアの香港01が報(bào)じた。

新京報(bào)の調(diào)査記者、韓福濤（ハン?フータオ）氏と実習(xí)記者2人は2日、情報(bào)提供を受け5月に調(diào)査したところ、河北省三河市と天津市でタンクローリーが石炭液化燃料を荷下ろしした後、タンク內(nèi)部を洗浄せずに食用大豆油を入れるのが確認(rèn)できたなどと報(bào)道。國民から激しい怒りの聲が上がったことを受け、國務(wù)院の食品安全監(jiān)督當(dāng)局は9日、食品汚染の恐れがあるとして、食用油の輸送に関する調(diào)査チームを設(shè)置し、違反行為を厳しく取り締まると表明した。

香港01によると、中國では韓記者のウェイボーアカウントが削除されたとする情報(bào)が拡散し、「多くの注目と悪口雑言を受けたため、自ら削除したのではないか」と推測する聲が上がった一方で、同氏の身の安全を懸念する聲も少なくないという。韓記者はこれまでにも江蘇省常熟市で児童労働が橫行する問題などを調(diào)査報(bào)道し、「生まれつきの調(diào)査記者」と評価する聲もあったという。（翻訳?編集/柳川）