華為技術(shù)（ファーウェイ）が上海市青浦區(qū)內(nèi)で建設(shè)中の研究開発センターがこのほど、華為練秋湖研究開発中心（華為練秋湖研究開発センター）と命名された。敷地面積は160ヘクタールで、アップル本社のアップル?パークより広大だ。なお広東省東莞市にあるファーウェイ本部の敷地面積は126．7ヘクタールだ。

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練秋湖研究開発センターはファーウェイの世界最大の研究開発センターになる。建物の延べ床面積は206萬平方メートルで、オフィス、研究開発施設(shè)、パイロット実験施設(shè)、技術(shù)インキュベーション施設(shè)、生産サービス施設(shè)、居住施設(shè)などが設(shè)けられる。また、ファーウェイ創(chuàng)業(yè)者の任正非（レン?ジェンフェイ）最高経営責(zé)任者（CEO）は、センター內(nèi)に100カ所余りのカフェを作る考えとされる。任CEOは、若い才能が語り合い、議論し合うことが新たな創(chuàng)造を生むとの考えで「1杯のコーヒーが宇宙の能力を吸収する」といった発言も伝えられている。

「練秋湖研究開発センター」の名は、湖を中心とする豊かな自然環(huán)境の中に施設(shè)をちりばめる全體構(gòu)造による。また、センター內(nèi)には広場小鎮(zhèn)、都市街區(qū)、山頂集落、森林小鎮(zhèn)、都市大學(xué)庭、都市古典軸線、水郷と場所ごとに特色ある七つの建築群が設(shè)けられる。敷地內(nèi)には道路だけでなく、移動(dòng)のための鉄道も敷設(shè)される。停車駅は8カ所が設(shè)けられる。

センター名の中にある「練秋」の部分が意味することは不明だが、中國メディアの澎湃新聞によると、ファーウェイの內(nèi)部関係者コミュニティーでは、「技術(shù)力を練り上げ、豊作の秋を迎える意味が込められている」とする見方があるという。

「練秋湖研究開発センター」が位置するのは上海市青浦區(qū)金沢鎮(zhèn)だ?，F(xiàn)地は二級水源保護(hù)地に指定されていたこともあり、ほとんど開発されてこなかった?，F(xiàn)地関係者によると「この30年か40年はほとんど変わらなかった」という。

ファーウェイが巨大研究開発センターの建設(shè)場所を決めた経緯に関連しては、2019年11月に、當(dāng)時(shí)の青浦區(qū)金沢鎮(zhèn)の鎮(zhèn)長だった凌敏（リン?ミン）氏がメディアに対して、青浦區(qū)政府は2016年上半期に、新たな研究開発センターを設(shè)立したいとの意向を表明する書簡をファーウェイか受け取っていたと説明した。ファーウェイと上海市政府は2017年6月1日に戦略的提攜枠組み協(xié)定を締結(jié)し、両者がIoT（モノのインターネット）、コネクテッドカー、産業(yè)インターネット、スマートシティー構(gòu)築などで全面提攜し、ファーウェイは研究開発センターを設(shè)置することを約束した。ファーウェイの研究開発センター建設(shè)の著工式は2018年6月19日に行われた。

ファーウェイの研究開発センター設(shè)立の話が浮上するまで、金沢鎮(zhèn)には分譲住宅が1棟もない狀態(tài)だった?，F(xiàn)在は、センター近くに5000室余りの単身者用集合住宅が建設(shè)中で、10キロほど離れた場所でも住宅建設(shè)が行われている。しかしファーウェイは10月にはセンターへの人材の異動(dòng)を始める。人數(shù)は3萬人を超える見込みだ?，F(xiàn)在知られている住宅の計(jì)畫だけではとても追いつかないことになる。

現(xiàn)地の人口増加は、ファーウェイ従業(yè)員による分だけでない。産業(yè)の上流あるいは下流としてファーウェイとつながりのある多くの企業(yè)が、金沢鎮(zhèn)での施設(shè)設(shè)立や、金沢鎮(zhèn)への本社移転の動(dòng)きを見せている。澎湃新聞によると、多くの企業(yè)関係者が、ファーウェイとは密接に連攜する必要があるので「歩いて5分ぐらいの場所が望ましい」などと話している。ただし、現(xiàn)在の金沢鎮(zhèn)ではオフィスビルや産業(yè)パークなどの施設(shè)が不足しているので、多くの企業(yè)は暫定的に、上海市內(nèi)で條件がすでに整っている場所を選ばざるを得ない狀態(tài)という。

ファーウェイの研究開発センターは長江デルタ地區(qū)の一體型開発を手掛ける長江三角投資と青浦區(qū)が建設(shè)を共同で進(jìn)める西岑科學(xué)技術(shù)イノベーションセンター（西岑科創(chuàng)中心）の東エリアに位置する。西岑科學(xué)技術(shù)イノベーションセンターは、ファーウェイに力強(qiáng)くけん引されていることもあり、世界に強(qiáng)い影響力を持つ科學(xué)技術(shù)の中心地になりつつある。西岑科學(xué)技術(shù)イノベーションセンターの基本部分が完成するのは2030年の予定で、センター全體では10萬人程度が働く見込みだ。西岑科學(xué)技術(shù)イノベーションセンターは長江デルタの一體型開発の一環(huán)であり、ファーウェイの研究開発センターの設(shè)置は、長江デルタ全體の今後の産業(yè)の布陣にとって大きな意味を持つことになる。（翻訳?編集/如月隼人）