中國南西部の四川省広漢市にある三星堆博物館で23日、「精緻な匠（たくみ）の技―三星堆遺跡新出土文化財保護修復(fù)成果展」が正式に開幕し、一部の貴重な文化財が初めてお披露目されました。

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今回新しく展示された三星堆文化財のうち、3號祭祀坑から出土した金の仮面が特に人々の注目を集めています。この金の仮面は出土した時に紙のようにつぶれて変形していましたが、入念に修復(fù)された結(jié)果、その完全な姿が現(xiàn)れました。これは現(xiàn)在三星堆から出土した最も完全な金の仮面の一つでもあるとのことです。

金の仮面のほか、「円口方尊」と呼ばれる重たい青銅器も初めて展示されました。この円口方尊の高さは約45センチで、腹と足は方形ですが、口は円形で外側(cè)に大きく張り出しています。本體の腹部は饕餮紋様（とうてつもんよう、怪獣の紋様）が施され、獣の首の裝飾が加えられています。肩には対稱的に立つ鳥があり、方形の腹部の四隅にはフクロウの形をし、古代に戦爭の神とみなされていた「鴞」の模様が飾られています。

今回の展覧會では、文化財修復(fù)専門家がデジタル化技術(shù)を駆使して、三星堆「神樹2號」を初めて完全な形で見せました?！干駱?號」の部品はそれぞれ2號坑、3號坑、7號坑、8號坑から集められたもので、複數(shù)の発掘現(xiàn)場から出土したものをつなぎ合わせて復(fù)元した青銅器となっています。新たな考古學(xué)的発掘では、「神樹2號」の枝が大量に発見されました。三星堆博物館は元の姿を復(fù)元するため、出土した神樹の殘骸30個以上をスキャンして、切り口などに基づいて仮想復(fù)元を?qū)g施しました。AI技術(shù)による補助修復(fù)により、「神樹2號」の姿はようやく世間に現(xiàn)れることができました。

今回の展示會には青銅器、金器、玉器、象牙などの代表的な器物50點以上が展示されており、90％近くの文化財は初めての展示となっています。（提供/CRI）