2024年8月5日、中國(guó)メディアの観察者網(wǎng)は、日本企業(yè)の中國(guó)事業(yè)撤退は、急速に変化する中國(guó)市場(chǎng)ニーズへの対応が遅れたことによる調(diào)整の結(jié)果であり、日本企業(yè)は依然として中國(guó)市場(chǎng)を重要視しているとする記事を掲載した。

記事は、日本製鉄が先月23日に、寶鋼との合弁會(huì)社である寶鋼日鉄汽車板有限公司への出資から撤退することを発表し、ホンダも25日に中國(guó)の合弁企業(yè)が広東省広州市と湖北省武漢市に持つ工場(chǎng)を相次いで閉鎖する方針を打ち出すなど、日本企業(yè)の相次ぐ中國(guó)からの撤退に世論が注目していると紹介。その背景について日本企業(yè)が「市場(chǎng)環(huán)境の変化」という共通の試練に直面しているとの見(jiàn)方を示した。

そして、中國(guó)では電気自動(dòng)車（EV）が急速に発展して市場(chǎng)ニーズが明らかに変化する中、日本製鉄は自動(dòng)車産業(yè)の変化に対する動(dòng)きが鈍く、市場(chǎng)のニーズ変化に即応して生産を調(diào)整することができなかったと指摘。トヨタ、日産、ホンダといった日本の自動(dòng)車企業(yè)が軒並み中國(guó)での販売を減らす中で自動(dòng)車用鋼板のニーズが低下し、中國(guó)市場(chǎng)の戦略の再考に至ったと解説した。

また、ホンダも広報(bào)擔(dān)當(dāng)者が「中國(guó)市場(chǎng)変化に対応するための調(diào)整」とコメントしているとし、いずれの企業(yè)もなおも成長(zhǎng)を続ける中國(guó)市場(chǎng)を手放したいと考えているわけではなく、市場(chǎng)環(huán)境の変化に対して積極的に戦略を最適化する動(dòng)きが、中國(guó)事業(yè)の撤退という形で現(xiàn)れているとした。

その上で、中國(guó)日本商會(huì)が発表した「中國(guó)経済と日本企業(yè)2024年白書(shū)」では、過(guò)半數(shù)の日本企業(yè)が中國(guó)での投資を維持ないしは増加する意思を持っており、中國(guó)市場(chǎng)を最重要または3大重要市場(chǎng)の一つと認(rèn)識(shí)していると指摘。また、昨年の日本からの対中投資が1兆3000億円を超え、日本企業(yè)が引き続き中國(guó)市場(chǎng)を信頼していることが明らかになったとした上で、「日中両國(guó)が自身の経済発展や世界の経済環(huán)境がどう変化しようと、両國(guó)の協(xié)力によるウインウインという大きな方向性は揺るがない」「半世紀(jì)余りの蓄積を経て、日中経済の協(xié)力は従來(lái)の垂直分業(yè)から水平分業(yè)へと変化しつつある」と論じた。

記事は、日中両國(guó)が重要な近隣國(guó)かつ協(xié)力パートナーであり、協(xié)力関係の安定的な発展は両國(guó)民の利益に直結(jié)するだけでなかく、地域ひいては世界の平和と安定にも直接関わると指摘?！溉罩薪U済界が引き続き互いに補(bǔ)い合い、新たな時(shí)代がもたらす新たなチャンスをつかんで両國(guó)の経済協(xié)力が時(shí)代とともに歩みを進(jìn)めることができると信じる理由が、われわれにはある」と結(jié)んだ。（翻訳?編集/川尻）