パリ五輪の卓球をめぐり選手を中傷した人物を中國(guó)公安當(dāng)局が取り締まっている問(wèn)題で、標(biāo)的となった陳夢(mèng)（チェン?モン）がコメントした。

北京市公安當(dāng)局は今月6日、卓球選手らを中傷した29歳の女を拘束したことを発表した。拘束された女は、3日に行われた卓球女子シングルス決勝の陳対孫穎莎（スン?インシャー）の試合後、中國(guó)のSNS?微博（ウェイボー）上で選手らを中傷する投稿を行ったという。中國(guó)では孫の人気が高く、試合後にはネット上で一部ファンから陳への中傷めいた聲が上がっていた。

中國(guó)メディアの新黃河によると、陳は7日に行われた女子団體の試合に出場(chǎng)した後、記者から「公安機(jī)関のネットセキュリティー部門(mén)がファンらの違法行為を取り締まることについてどう思うか」と聞かれ、「ファンには會(huì)場(chǎng)での勝敗に正しく向き合ってほしい。選手の競(jìng)技場(chǎng)での奮闘、困難を前にしても勇敢に前進(jìn)する精神に注目してほしい」と話した。

また、「ファンはお?dú)荬巳毪辘芜x手が勝つことを望んでいるが、試合には勝ち負(fù)けは付きもの」とし、「スポーツに関心を持つ人は、（勝敗の結(jié)果を）受け止め、受け入れられる心の準(zhǔn)備がなければならない。なぜならこれ（勝敗は分からないこと）こそが、スポーツの魅力なのだから」と語(yǔ)ったという。

日本でもSNS上で自國(guó)選手への誹謗中傷が相次ぎ、JOCが聲明を出す事態(tài)に発展した。陳の言葉はすべてのアスリートの率直な思いを表したものと言える。（翻訳?編集/北田）