シンガポール華字メディアの聯(lián)合早報(bào)は26日、全中國(guó)に衝撃を與えた食用大豆油をめぐる食品安全問題について、當(dāng)局が25日に調(diào)査結(jié)果を発表したと報(bào)じた。

中國(guó)メディアが先月報(bào)じたこの問題は、2臺(tái)のタンクローリーが石炭液化燃料を荷下ろしした後、タンク內(nèi)部を洗浄せずに食用大豆油を積み込んで運(yùn)んでいたというもので、これを受け中國(guó)國(guó)務(wù)院食品安全委員會(huì)弁公室は徹底調(diào)査に向けた調(diào)査チームの立ち上げを宣言していた。

それから1カ月余りを経て発表された調(diào)査結(jié)果は「事件は極めて悪質(zhì)で、基本的な常識(shí)に反している。道徳の最低ラインと法律のレッドラインを踏みにじる典型的な犯罪であり、厳罰に処さねばならない」と斷じ、2臺(tái)がたどった具體的な経路や一部が市場(chǎng)に流通していたことを説明。また、現(xiàn)時(shí)點(diǎn)で同様の問題は見つかっていないと強(qiáng)調(diào)した。

処罰に関しては食用油企業(yè)の中儲(chǔ)糧油脂（天津）、河北三河匯福糧油集団精煉植物油や物流企業(yè)など7社への行政処罰を発表しており、うち最も重い罰金を命じられたのは約286萬元（約5800萬円）の中儲(chǔ)糧油脂（天津）だ。

調(diào)査結(jié)果にはタンクローリーの運(yùn)転手に対する刑事責(zé)任の追及なども記された他、調(diào)査過程で発覚した公務(wù)員の職務(wù)怠慢の可能性について調(diào)査が行われるとの説明もあり、記事は「事件の調(diào)査がまだ完全に終わっていないことを意味している。地元政府の職員が責(zé)任を問われる可能性も否定できない」と指摘した。（翻訳?編集/野谷）