2024年8月26日、シンガポール華字メディアの聯(lián)合早報(bào)は、中國政府が23日の記者會(huì)見で言及した導(dǎo)入検討中の「不動(dòng)産年金」について、「形を変えた不動(dòng)産稅ではないか」などの憶測(cè)を呼んでいることを伝えた。

記事は初めに、23日の中國住宅?都市農(nóng)村建設(shè)部（中國住建部）の董建國（ドン?ジエングオ）副部長(zhǎng)（次官）の會(huì)見內(nèi)容について紹介した?！付辈块L(zhǎng)は上海市を含む22都市で、不動(dòng)産定期検査、不動(dòng)産年金、不動(dòng)産保険制度の設(shè)立試行など、長(zhǎng)期的な不動(dòng)産の安全管理機(jī)構(gòu)の構(gòu)築を検討していると発表した。そのうち、最も注目を集めたのは不動(dòng)産年金で、『形を変えた不動(dòng)産稅ではないか』や『購入時(shí)に修繕積立金（専項(xiàng)維修金）を払っているのに、年金まで重複して徴収するのか』などの指摘があった」と伝えた。

記事によると、これらの指摘に対し、中國住建部は26日に公式メディアの雑誌「建築」のコラムを通じて、「不動(dòng)産年金制度は大きく誤解されている。同制度試行の目的は政府の公共口座を開設(shè)することにある。國民からさらにお金を取るわけではない」と回答したという。その他にも記事は、當(dāng)局が國民の財(cái)産と生命の安全を最大限維持する方策の必要性を考慮していることや、22年に起きた湖南省長(zhǎng)沙市のビル倒壊事故の後から不動(dòng)産年金制度の検討を開始し、修繕資金の財(cái)源問題を解決しようと考えていることを伝えた。

一方で、「雑誌『建築』のコラムは不動(dòng)産年金制度の背景については詳述しているが、民衆(zhòng)が一番関心を寄せている公共口座の資金源について正面から説明していない。25日付の同誌のコラムにある上海市不動(dòng)産科學(xué)研究院の厳栄（イエン?ロン）院長(zhǎng)の談話によると、資金源は主に土地使用譲渡金や老舊小區(qū)改造資金などを財(cái)源にするというが、土地売卻の収入が減少し、財(cái)政苦にあえぐ地方政府が十分な資金を確保したり、公共口座を維持できるかは不透明だ。財(cái)政部が26日に公開した財(cái)政収支データによると、今年7月までの國有地使用譲渡金の収入は前年同期比22．3％減を記録し、上半期までの18．3％減から拡大しているという」と指摘した。

記事は最後に、上海易居不動(dòng)産研究院シンクタンクセンターの厳躍進(jìn)（イエン?ユエジン）副院長(zhǎng)を取材し、「地方政府は當(dāng)面の間、公共口座の預(yù)金を充足させるため、まずは少しずつ手続きにのっとって公共口座の確立と資金投入を持続していく必要がある。持続的かつ循環(huán)的な口座管理のロジックが必要だ。その次に地方政府は小規(guī)模な區(qū)域の安全性や価値上昇の角度から社會(huì)資金を獲得していく必要がある。地方政府も困難の度合いやリスクが高い區(qū)域から試行や改革を進(jìn)めるように要求し、『財(cái)政援助＋市場(chǎng)化』の筋道を探すことができる」と回答があったことを紹介し、「厳氏は『不動(dòng)産が安全で、グレードアップできれば、不動(dòng)産の価値も自然に強(qiáng)化される』として、不動(dòng)産年金制度が不動(dòng)産価値の上昇にポジティブな作用があると考えているようだ」と伝えた。（翻訳?編集/原邦之）