臺(tái)灣メディアの風(fēng)伝媒は25日、英BBCの報(bào)道を引用し、福島第一原子力発電所の処理水海洋放出から1年がたち、中國(guó)の反日感情は大きく減退していると伝えた。

【その他の寫(xiě)真】

記事は、2023年8月に始まった福島第一原発の処理水海洋放出に中國(guó)政府が強(qiáng)く反発し、日本からの水産品輸入を全面的に禁止したと説明。また、「中國(guó)人のパニックは水産品にとどまらなかった」とし、SNS上では日本ブランドの化粧品や日用品などにも「放射能があるのでは」などとデマが広がり、ボイコットを呼びかけるネットユーザーも現(xiàn)れたとした。

その上で、日本で生活する中國(guó)人の元には國(guó)內(nèi)にいる家族や友人から身を案じるメッセージや日本を罵倒するメッセージが送られて來(lái)るようになったと言及。一方で、在日中國(guó)人の中にはこうした反応に疲れている人もいるとし、ある在日中國(guó)人が「中國(guó)で生活する人々は日本は危険だと刷り込まれている」「（中國(guó)メディアの）日本に関するニュースの多くは誇張されて伝えられている」「もう説明するのが面倒になった」などと語(yǔ)ったことを伝えた。

記事は、処理水海洋放出については日本國(guó)內(nèi)でも反対の聲があったものの、検査データが公表されるにつれてそうした聲は減っていったとし、23年7月の世論調(diào)査で賛成39％、反対28％だったのが同9月の調(diào)査では賛成53％、反対16％になったと解説。また、近隣の韓國(guó)でもここ1年、5萬(wàn)回に迫る検査を行ったもののいずれも基準(zhǔn)を下回ったほか、日本からの水産品の輸入も前年比でおよそ13％上昇しており、臺(tái)灣も今年7月に福島を含む5県の食品の輸入停止措置を解除する方針を示したことを伝えた。

一方、「中國(guó)政府は引き続き強(qiáng)硬な姿勢(shì)を示している」とし、昨年7月に林芳正外相（當(dāng)時(shí)）と會(huì)談した王毅（ワン?イー）外相が「事故による汚染水と正常な運(yùn)転で発生した廃水とは全く別物」と述べたことに言及。中國(guó)の輸入禁止は日本産のホタテなどに打撃を與えたとし、「中國(guó)は現(xiàn)在も日本の水産品輸入禁止を維持している唯一の隣國(guó)になっている」と述べた。

記事は中國(guó)の輸入禁止措置について、「外交カード」であるとの見(jiàn)方があると紹介?！钢袊?guó)は食の安全と人民の健康を守ることが目的と主張しているが、中國(guó)の専門(mén)家も海に放出された放射性物質(zhì)は約1年で東シナ海に達(dá)すると推測(cè)している」とし、一部専門(mén)家から「同じ海なのに日本人が取った魚(yú)は食べられなくて、中國(guó)人が取った魚(yú)は食べられるとは、どういう論理なのか」との聲が出ているとした。

また、日本経済新聞が先日、「大量の中國(guó)漁船が日本の三陸沖で大規(guī)模に操業(yè)し、捕獲した魚(yú)介類を中國(guó)に持ち帰って中國(guó)産として販売しており、政府も黙認(rèn)している」と報(bào)じたことに觸れ、専門(mén)家から「この矛盾した行動(dòng)は中國(guó)の禁止令が食の安全とは関係なく、外交カードであることを示している」との聲が上がっていると説明。一方で、「日本政府のデータによると、中國(guó)の禁止令が日本経済全體に與える打撃は取るに足りないものだ」とも補(bǔ)足した。

記事はこのほか、「処理水放出から1年がたち、中國(guó)人民の反日感情にも緩和の跡が見(jiàn)られる」とも言及?；剀灓氦伐隶З`ンのスシローが今年8月に北京に出店したところ最大の待ち?xí)r間が10時(shí)間を超える盛況ぶりだったことや、今年1月に北京に出店したはま壽司も人気になったことを紹介。ネット上では「中國(guó)人には気骨がない」とあきれる聲が上がる一方、「自分は愛(ài)國(guó)でもないしボイコットもしていないから食べてもいいだろう」「國(guó)産だろうが（日本からの）輸入だろうが怖くない。科學(xué)を信じている」「世界中の國(guó)が（冷卻水、処理水を）海に排出している」との聲も見(jiàn)られたとした。

また、日本を訪れる中國(guó)人観光客も増加傾向にあり、今年7月には外國(guó)人観光客の中で中國(guó)人がコロナ収束後初めてトップに返り咲いたことを指摘。ある在日中國(guó)人の男性が「両親はよく私のことを心配していて、1年前は中國(guó)に帰って來(lái)いと言っていたが、先日は私に會(huì)いに日本にやってきて1～2週間滯在していった。両親は日本のスーパーで日本人が普通に買(mǎi)い物しているのを見(jiàn)て、自分たちも食品を買(mǎi)って帰り調(diào)理して食べた。中國(guó)國(guó)內(nèi)と何も変わらないことが分かり、彼らも安心した」と語(yǔ)ったことを紹介した。

さらに、SNS上では放射能測(cè)定器を持って日本に行き、実際に測(cè)定したところいずれも低い値だったとの投稿もあると説明。ある専門(mén)家の言葉として「この狀況は、一定の常識(shí)を持つ中國(guó)人はすぐに理性的になるとの1年前の予測(cè)と合致する。先日のコロナ政策とも通じるところがあり、『世界の國(guó)々はゼロコロナ政策を取らないのになぜ中國(guó)だけがゼロコロナ政策を取るのか。日本人も、韓國(guó)人も、臺(tái)灣人も水産品を食べているのになぜ中國(guó)だけが（日本からの輸入を）全面禁止しているのか』（と考えている）」と伝えた。（翻訳?編集/北田）