2024年8月29日、環(huán)球時(shí)報(bào)は、ベトナムが半導(dǎo)體産業(yè)の中心地を目指す一方で、人材不足というボトルネックを抱えていると報(bào)じた。

記事は、ベトナム政府がこのほど「半導(dǎo)體チップ、人工知能、クラウドコンピューティング分野における高規(guī)格人材の育成強(qiáng)化に関する政令」を出し、これらの分野の人材育成を重點(diǎn)とする専門ユニットの設(shè)立を大學(xué)や機(jī)関に指示する必要性を提起したと紹介した。

そして、同國(guó)の半導(dǎo)體産業(yè)規(guī)模が今年末には61億6000萬ドル（約8900億円）を超え、今後世界的に重要な半導(dǎo)體生産拠點(diǎn)の一つになることが期待されていると紹介する一方で、同國(guó)情報(bào)メディア省の報(bào)告書では情報(bào)技術(shù)?デジタル化産業(yè)は年間約15萬人のエンジニアが必要であるのに対し、現(xiàn)狀では40～50％の人材しか供給できておらず、中でも半導(dǎo)體産業(yè)の供給率は需要の20％未満であることが分かったと伝えた。

その上で、ベトナムが半導(dǎo)體産業(yè)の人材供給難に直面している主な原因を分析。まず、近隣の競(jìng)爭(zhēng)相手國(guó)?地域に比べて待遇面で優(yōu)位性がないとし、同國(guó)のエンジニアの年収が約8000ドル（約120萬円）と、日本、臺(tái)灣、韓國(guó)、シンガポールなどの3萬?6萬ドル（約430萬?870萬円）よりはるかに安い上、マレーシアと比べても半分以下だと指摘。また、國(guó)際的な半導(dǎo)體企業(yè)がベトナムに設(shè)置する生産拠點(diǎn)はローエンドな技術(shù)によるもので、ハイエンドな半導(dǎo)體設(shè)計(jì)?製造プロセスはマレーシアなどの他國(guó)?地域に拠點(diǎn)を設(shè)ける傾向があるとし、その要因は「低賃金で優(yōu)秀な人材が集まらない」ことにあると論じた。

記事はさらに、現(xiàn)在同國(guó)の5大學(xué)で半導(dǎo)體やチップの設(shè)計(jì)カリキュラムを新設(shè)して人材育成に取り組んでいるものの、やはり低賃金が理由でせっかく育てたハイエンド人材も外部に流出するリスクがあると指摘。中國(guó)の半導(dǎo)體業(yè)界アナリスト、羅國(guó)昭（ルオ?グオジャオ）氏が「ベトナムの半導(dǎo)體産業(yè)発展は米國(guó)による中國(guó)への制裁に伴って一部の半導(dǎo)體企業(yè)が脫リスクの観點(diǎn)から生産拠點(diǎn)を移していることが原動(dòng)力になっている」とした上で、ベトナムでは現(xiàn)狀で整備された半導(dǎo)體産業(yè)や産業(yè)チェーン體系が構(gòu)築されていないため、ベトナムが中國(guó)に取って代わるというビジョンはなおも不透明だとの見方を示したことを伝えた。（編集?翻訳/川尻）