2024年8月29日、臺(tái)灣版Yahoo！のYahoo新聞は、「映畫クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記」の臺(tái)灣での興行収入が4500萬(wàn)臺(tái)灣ドル（約2億円）を突破したと報(bào)じた。

同作は世代を超えて愛される人気アニメ「映畫クレヨンしんちゃん」シリーズの31作目。夏休みを目前にしたある日、現(xiàn)代に恐竜をよみがえらせた一大テーマパーク「ディノズアイランド」が東京にオープンし、世の中に恐竜ブームが起こる。同じころ、飼い犬のシロが出會(huì)った小さな恐竜?ナナと特別な夏を過ごしていた主人公?野原しんのすけだが、大きな秘密があるというナナをめぐって爭(zhēng)奪戦が始まる。トラブルによって恐竜たちが大脫走する中、しんのすけたちが超巨大恐竜に立ち向い「ひと夏の成長(zhǎng)」を遂げる物語(yǔ)だ。

日本では今月9日に公開され、すでに150萬(wàn)人以上の観客を動(dòng)員、興行収入は18億3000萬(wàn)円を突破した。記事によると、臺(tái)灣では今月16日に公開されてから大きな話題を呼び、興行収入は公開13日間で4500萬(wàn)臺(tái)灣ドル（約2億円）を突破。前作「しん次元！クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 ～とべとべ手巻き壽司～」の公開13日間の興行収入である3162萬(wàn)臺(tái)灣ドル（約1億4000萬(wàn)円）を大きく上回っているという。これを記念し、臺(tái)灣の指定劇場(chǎng)では、今月30日から來月5日までの期間中にチケットを購(gòu)入した観客に、もれなく「恐竜コスチュームキャラクターステッカー」が1枚プレゼントされるキャンペーンが実施されるそうだ。

記事は、「かすかべ防衛(wèi)隊(duì)が恐竜のナナを守るために恐竜のコスチュームを身にまとった姿は、かわいらしくも感動(dòng)的だった。しんのすけと仲間たちが渋谷の街でナナを守るシーンは見どころの1つだ」と述べ、同シーンについてナナの聲を演じた聲優(yōu)で歌手の水樹奈々が「まず（臺(tái)本を）読んで泣きました（笑）。しんのすけたちのピュアな思いがビシビシと伝わってきましたし、家族の愛だったり、かすかべ防衛(wèi)隊(duì)の固い友情を感じて、明日からも頑張っていこうと前向きな気持ちにしてくれる作品だなと思いました」とコメントしたことを紹介した。

また、「人のキャラクターを演じるより難しいと改めて思いました。私はいつもキャラクターの骨格からイメージを膨らませて聲をつけていくのですが、今回もナナの絵を見た時(shí)に、こういう口の形と動(dòng)き方をするから、きっと音はこんなふうに響いて出るんじゃないかと想像しながら演じていました。ただかわいい聲を目指すのではなく、そこに性格がにじんでこなくてはいけない。言語(yǔ)を持たないぶん、そこが難しいですよね。しかも今回はシロという恐竜でも人でもない存在と心を通わせるシーンが主軸にあるので試行錯(cuò)誤しました」と話したことも伝えた。

記事は、「作中で佐藤マサオが參加した歌とダンスのシーンも話題となり、観客から『この曲は何ですか？』と映畫會(huì)社に問い合わせが殺到した。この曲は、日本のアイドル歌手?モーニング娘。が99年リリースしたヒット曲『LOVEマシーン』が原曲で、作中では恐竜に関連する歌詞にアレンジされている。多くの大人が懐かしさと驚きを感じ、音楽に合わせて踴りたくなるような演出がなされている」と言及した。（翻訳?編集/巖田）