2024年9月16日、北青網(wǎng)は、サッカーワールドカップ3次予選で開幕2連敗を喫した中國代表について、中國サッカー協(xié)會が監(jiān)督の交代をめぐって頭を痛めていると報じた。

記事は、中國代表が10日にホームで行われたサウジアラビア戦で、相手のオウンゴールと退場者という大きな優(yōu)位に立ちながら逆転負(fù)けを喫して同予選開幕2連敗となり、中國サッカー協(xié)會が世論を含む各方面から圧力を受け、一時はイバンコビッチ監(jiān)督の解任も検討したと紹介した。

一方で、時間的な制約により有力な候補(bǔ)者は限られており、挙がったのは中國U21代表監(jiān)督であるアントニオ?プツェ氏、U19代表監(jiān)督のであるデヤン?ジョルジェビッチ氏、そして中國スーパーリーグの現(xiàn)職監(jiān)督數(shù)人だったとした上で、U19代表は來年2月に自國開催のU20アジアカップ予選があり、28年のロス五輪中國代表の強(qiáng)化という任務(wù)も背負(fù)っているジョルジェビッチ氏にフル代表監(jiān)督を任せるのは酷であると指摘。アントニオ氏も來年のU23アジアカップを控えており、中國國內(nèi)リーグの有力監(jiān)督についても、現(xiàn)在リーグ戦が終盤に差し掛かる中でクラブが手放すことは考えにくいとし、これらの候補(bǔ)のフル代表就任は非現(xiàn)実的との見方を示した。

また、10月に同予選第3戦、第4戦を控える今の時期に監(jiān)督を交代すれば、新監(jiān)督がチームや選手を理解するにも、技術(shù)や戦術(shù)を浸透させるにも時間が足りないと指摘。新監(jiān)督は大きなリスクを背負(fù)うことになり、仮に試合で結(jié)果を出せなければ中國代表がますます窮地に立たされるばかりでなく、協(xié)會の信頼危機(jī)のさらなる深刻化にもつながると論じた。

記事は、種々のあらがえない要因により協(xié)會が監(jiān)督交代の有無について公式表明できない中では、イバンコビッチ監(jiān)督続投の可能性が高いとしつつも、アジア2次予選の終盤4戦以降露呈している戦術(shù)調(diào)整の決斷力不足と、中國人コーチ陣とのコミュニケーション問題の解決が必須だと指摘。問題を改善してチームの結(jié)束力と求心力をさらに高める必要があり、その成果が10月の2試合で見られなかった場合にはイバンコビッチ監(jiān)督は引き続き解任の危機(jī)に瀕することになるだろうとした。（編集?翻訳/川尻）