2014年9月11日、中國紙?環(huán)球時(shí)報(bào)は、中國とフィリピンが領(lǐng)有権を爭っている南シナ海の南沙（スプラトリー）諸島のチグア（ジョンソン南）礁で、中國側(cè)が埋め立てなどの工事を本格化させていると英BBCが報(bào)じたことについて、「フィリピンやベトナムへの対抗措置であり、中國が両國軍を追い払わないのは最大限の『我慢』だ」と報(bào)じた。以下はその內(nèi)容。

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BBCが「中國はチグア礁に空軍基地を建設(shè)する可能性がある」と報(bào)じたことについて、中國外交部は「島の駐留人員の仕事と生活の條件を改善するため」と控えめに回答した。

中國とASEAN（東南アジア諸國連合）は2002年、南シナ海問題の平和的解決と未占有の島への新たな建築物構(gòu)築や居住を自制するとした「南シナ海行動(dòng)宣言」に署名した。中國は長きにわたりその模範(fàn)的な順守者であり続けたが、比越両國は「宣言」に反し、島や暗礁に移民を送り込み、滑走路を含む永久的な施設(shè)を作るなど、中國を挑発している。

比越および西側(cè)支持國の論理、すなわち「南シナ海で、比越は何をしても構(gòu)わないが、中國はいかなる報(bào)復(fù)行為も行ってはならない」は、荒唐無稽な論理だ。

マニラとハノイの政府が、中國のチグア礁での活動(dòng)に不満を抱きながらも、それを大規(guī)模に妨害しようとしないのは、両國がこれまで島や暗礁で多くの建設(shè)活動(dòng)を行ってきたからであろう。ワシントンも今のところ立場を公にはしていない。だがそれは、チグア礁をめぐる狀況が平穏なままで過ぎていくことを意味するものではない。

南シナ海の島や暗礁に中國軍機(jī)が離著陸し、中國の軍艦が停泊するようになれば、地政學(xué)に極めて大きな影響を與えることになると、比越や西側(cè)諸國の過激派は鋭い聲を上げている。だがこうした分析はそもそも出発點(diǎn)から誤っている。なぜなら、中國が南沙諸島で行使する主権を無視するばかりでなく、中國の主権維持に対する決意と能力を過小評(píng)価しているからだ。

中國は「九段線」內(nèi)における権益保護(hù)活動(dòng)において最大限に感情を抑えてきた。中國が行っているのは、自らが駐屯守備する島や暗礁での建設(shè)活動(dòng)だ。中國のインターネット上で叫ばれているような、比越軍を彼らの管轄下にある島や暗礁から追い払おうなどというものではない。

比越が南沙諸島でこれほど多くの悪知恵を練っておきながら、中國がそれに対しまったく無関心であるなどとは、両政府も考えていないはずだ。マニラとハノイは中國を標(biāo)的とした國民のナショナリズムを煽りたてるべきではない。そのようなことをしても何ら効果はなく、両政権にとって「騎虎の勢い下りるを得ず」となるだけだ。

米國のマーティン?デンプシー統(tǒng)合參謀本部議長のベトナム訪問は、比越の一部勢力が抱く「米國の軍事力を味方に中國に対抗する」夢を高ぶらせた。

だがそれに続くライス大統(tǒng)領(lǐng)補(bǔ)佐官（國家安全保障擔(dān)當(dāng)）の北京訪問で、米國は中國との関係を「優(yōu)先的に考慮」し、11月に予定されているオバマ大統(tǒng)領(lǐng)の訪中は「両國の関係進(jìn)展における重要な節(jié)目だ」と強(qiáng)調(diào)した。

米國が比越のために命がけで盡力するであろうか。ワシントンが中國との複雑な関係を処理する上での「カード」にすぎないことを、両國は理解すべきだ。

南シナ海の領(lǐng)有権爭いにおいて、中國はいますぐに比越と決著をつけようとは考えていない。両國は中國との衝突という袋小路を意図的に作り出すべきではない。中國を挑発すれば、最終的に自分の元に跳ね返ってくるのだから。（翻訳?編集/NY）