中國商務(wù)部は最近行った國內(nèi)自動車メーカーとの會合で、完全な現(xiàn)地生産方式に向けた海外投資のリスクをメーカー側(cè)に警告した。ロイター通信が事情に詳しい2人の関係者の話として報じた。中國の自動車メーカーは國內(nèi)需要の減速による設(shè)備過剰に見舞われ、海外市場に活路を求める動きが強まっている。

中國政府の資料によると、2022年以降の中國の自動車輸出臺數(shù)の平均価格は1．9萬ドル（現(xiàn)レートで約266萬円）に達し、うちEV（電気自動車）のみでは平均価格は2．6萬ドルだ。仕向地はベルギー、英國、メキシコ向けなどをはじめとする歐米が主要市場となっている。中國自動車メーカーは輸出に代わり現(xiàn)地生産へ切り替えたり、従來のディーラーでの店頭販売から「サブスクリプション」方式を採用したりするなどさまざまな展開をしている。

BYDはタイで完成車工場やバッテリー工場を建設(shè)し、EVモデルを生産。工場で生産したモデルを周辺の東南アジア地域に展開する予定だ。加えて日本、インド、マレーシアなどにおける販売網(wǎng)の構(gòu)築を加速させている。

長城汽車は近年、海外展開を拡大。積極的に生産拠點を建設(shè)している。すでにロシアのトゥーラ工場や20年には米GMのタイ?ラヨーン工場を買収。同工場は長城汽車のEV生産と輸出の中核拠點という位置付けになっている?，F(xiàn)在タイ、ラオス、ブルネイ、マレーシアなどの地域に事業(yè)を展開しており、今後はベトナム、フィリピン、シンガポールなど東南アジア諸國での事業(yè)を拡大する予定だ。

ロイター通信によると、商務(wù)部は７月初めの會合で中央政府の指示としてインドに投資しないよう伝えたほか、ロシアとトルコへの投資を控えるよう「強く助言」し、歐州とタイについては工場建設(shè)の危険性をより穏やかな口調(diào)で指摘した。

メーカー側(cè)は地政學(xué)上の問題に起因するリスクを最小化するため、中國から輸出した部品を最終的に組み立てる場所として海外の工場を利用することを推奨されたという。

歐州連合（EU）や米國は中國車の進出に輸入関稅引き上げで対抗。中國メーカーの間でも、巨額の投資や地元の法令?文化への理解が必要な完全現(xiàn)地生産態(tài)勢の構(gòu)築には慎重な側(cè)面がある。(編集/日向)