深センで殺害された男児の父親のものか、「中國を恨まない」などとする文章が出回る

Record China    2024年9月21日(土) 19時0分

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香港や臺灣のメディアは20日夜から、深セン市內(nèi)で刺殺された10歳男児の父親が書いたとされる文章を次々に紹介した。寫真は事件現(xiàn)場に置かれた花とメッセージ。「子供よ、申し訳ない。深セン人」と書かれている。

香港、臺灣、東南アジアの華字メディアは20日夜から21日にかけて、深セン市內(nèi)で18日に刺されて翌日に死亡した10歳男児の父親が書いたとされる文章を紹介する記事を次々に発表した。SNSでも同話題についての書き込みが続いた。同文章には「中國を憎むことはないし、同様に日本を憎むこともない」「歪んだ思想を持つごく少數(shù)の卑劣な者の犯罪によって、両國の関係が破壊されることを望みません」などと書かれている。

文章は、殺害された男児について「日本人であり、中國人でもある」と強調(diào)した。母親は中國人で日本で10年近く暮らしたことがあり、父である自分は人生の半分近くを中國で過ごした日本人だと説明し、外部がどのように取り上げてても男児が「日本と中國の両國をルーツとして持っている事実は変わらない」と論じた。

また文章は、男児は當初、深センに行くことをためらっていたと紹介した。ただし、渡航直後には食べ物に慣れられなかったが、最近では中國の食べ物が好きになり、バスケットボールにも夢中になっていたとして、「彼がこんなに突然に去ってしまうことを、私はまったく予想していませんでした」「彼を守ることができなかったのは、私の一生の悔いです」などとつづった。

文章はさらに、「中國を憎むことはないし、同様に日本を憎むこともありません」「國籍にかかわらず、われわれは両國を自分の國と見なしています。風習や文化には違いがありますが、私は、われわれは皆同じ人であることを誰よりもよく知っています。だから私は、歪んだ思想を持つごく少數(shù)の卑劣な者の犯罪によって、両國の関係が破壊されることを望みません」「私の唯一の願いは、このような悲劇が二度と起こらないことです」などと論じた。

文章によると、殺害された男児の父は日中間の貿(mào)易の仕事をしている。また、殺害された男児は父親と同様に、「日中貿(mào)易の仕事に従事し、両國間の橋渡しをして雙方の認識の違いを埋め、円滑なコミュニケーションを促進すること」を望んでいたという。文章は「このような不幸に遭遇しなければ、彼は私よりも役立つ人間になったと信じます」「今後も日中両國の相互理解のために小さな貢獻をしていきます」「これは私の最も愛する息子への償いであり、犯人への報復でもあります」と表明した。

文章は最後の部分で、「彼が私たちを両親にしてくれたことに感謝して、彼が私たちのそばで10年8カ月7日間の時間を過ごしてくれたことに感謝します。私たちは引き続き強く生きて、彼のために、彼の未完成の道を歩み続けていきます」と表明した。

なお、同文章は中國大陸部でも注目され、20日夜からはSNSでの転載や引用転載などが相次いだが、その後は関連する投稿が次々に閲覧できない狀態(tài)になっている。(翻訳?編集/如月隼人

※記事中の中國をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現(xiàn)地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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