2024年10月3日、中國メディアの澎湃新聞は、國慶節(jié)の連休で賑わう安徽省の黃山風(fēng)景區(qū)で、宿泊施設(shè)を予約できなかった多くの観光客が公衆(zhòng)トイレの床で一夜を明かす現(xiàn)象が起きていると報(bào)じた。

【その他の寫真】

1日に始まった國慶節(jié)の連休中、黃山風(fēng)景區(qū)には多くの観光客が訪れており、今月1?2日に合計(jì)で約5萬8000人の観光客が訪れたと紹介した上で、多くのネットユーザーが「黃山風(fēng)景區(qū)で多くの観光客がトイレやレストランの床などで宿泊している」と書き込み、実際にトイレやレストランで一夜を明かしたと見られる人からは「外はとても寒く身震いするほどで、屋內(nèi)に入って休むしかなかった。トイレはすぐにいっぱいになった」「テントなんてないし、寢袋を持っていくことも考えなかった旅行はやっぱり計(jì)畫が大事だ」などといった聲が寄せられたと伝えた。

また、昨年のメーデー連休中にも一部のネットユーザーが「黃山で多くの観光客がトイレに泊まっている」という動(dòng)畫を投稿し注目を集めたと指摘。動(dòng)畫では多くの人がトイレで座ったり橫になったりしており、毛布をかけている人もいれば、薄著姿で床に座っている人も見られたとしたほか、現(xiàn)場(chǎng)には「どうしてもトイレで夜を過ごす場(chǎng)合は、公共の秩序を守り、他人のトイレ利用に影響を與えないように」という音聲アナウンスが流れていたと紹介した。

記事は、黃山風(fēng)景區(qū)のホテルを予約サイトで検索したところ、どこも満室になっていることを紹介。風(fēng)景區(qū)の職員が3日に「このような行為は推奨できず、宿泊施設(shè)の予約ができなければ訪れないでほしい。関連規(guī)定では風(fēng)景區(qū)の開放時(shí)間終了後はホテルの宿泊客を除き、すべての観光客は下山しなければならないことになっている」と述べる一方で「人道的な配慮から、基本的なサービスは提供する」とし、配慮を示したことを伝えている。

この件について中國のネットユーザーは、「祝日の旅行でわざわざ苦労しに行くなんて」「こんなになるなら連休中に黃山なんて行かなきゃいいのに」「家で寢てるほうがよっぽど幸せじゃないか」「観光地の臭い公衆(zhòng)トイレで一晩過ごせること自體が考えられない」「ホテルに泊まるお金のないやつは行くな」「黃山観光の思い出はきっと、美しい風(fēng)景ではなくてトイレで一夜を過ごしたという體験ばかりが殘るだろうな。こんな質(zhì)の低い旅行は、自分を傷つけるだけだ」といった感想を殘した。（編集?翻訳/川尻）