海外在住中國(guó)人向けの情報(bào)を掲載する留園網(wǎng)は5日付で、「韓國(guó)のハイテク製品が中國(guó)で売れなくなった、その理由には深く考えさせられる」と題する記事を掲載した。署名がある王新喜氏は、ハイテク産業(yè)などをテーマに文章の発表を続けている人物だ。以下は、その主要部分を日本人読者向けに再構(gòu)成したものだ。

中國(guó)ではかつて、韓國(guó)企業(yè)のサムスンやLGの家電製品や電子製品のシェアが大きかった。サムスンの攜帯電話やパソコン、LGの冷蔵庫、テレビ、洗濯機(jī)などはいずれも、売り場(chǎng)の目立つ場(chǎng)所に置かれていた。2006年にはサムスンの攜帯電話の中國(guó)市場(chǎng)シェアは16％に達(dá)した。しかし今や、サムスンやLGの製品は見る影もない。

現(xiàn)代や起亜をはじめとする韓國(guó)系自動(dòng)車は、短い栄光の期間を経て一気に転落した。13年には中國(guó)市場(chǎng)で4位の自動(dòng)車メーカーだった北京現(xiàn)代は、17年には中國(guó)での市場(chǎng)シェアが2％未満になり、現(xiàn)在ではほとんど売れていない。その原因にはまず、中國(guó)企業(yè)が技術(shù)力をつけ、中國(guó)系車が韓國(guó)系車に取って替わったことがある。中國(guó)における8月の自動(dòng)車市場(chǎng)で、シェアが最も高かったのは中國(guó)系車の67％だった。以下、ドイツ系車の13．8％、日系車の10．2％、米國(guó)系車の5．8％と続いた。韓國(guó)系ブランド車は1．6％で、何とか生き殘っているという狀態(tài)だ。

韓國(guó)メディアは問題點(diǎn)として、まず研究開発者の労働時(shí)間が短くイノベーションが遅いと指摘した。例えば、電気自動(dòng)車では中國(guó)企業(yè)よりも3?4年の遅れと言う。韓國(guó)メディアはまた、革新的技術(shù)について當(dāng)局の承認(rèn)が遅いことも挙げた。例えば自動(dòng)運(yùn)転技術(shù)については、韓國(guó)ではL1（運(yùn)転支援）やL2（部分自動(dòng)運(yùn)転）だが、中國(guó)では、特定エリアで天候などが特に不良でなければ人の介入なしに自動(dòng)車が自ら走行するL4も実現(xiàn)している。

韓國(guó)が新技術(shù)の開発で遅れているのはその通りだが、その本質(zhì)はむしろ、中國(guó)での技術(shù)革新が極めて急速であることだ。電気自動(dòng)車（EV）についてのモーター、電子制御、バッテリー技術(shù)では、中國(guó)が世界をリードしている。電子制御の面では、中國(guó)製の自動(dòng)車用チップの性能は、韓國(guó)製を上回っている。韓國(guó)系自動(dòng)車の中國(guó)での敗退は「情理にかなった現(xiàn)象」と言える。

攜帯電話については、サムスンは初めて大畫面シリーズを登場(chǎng)させたことで、長(zhǎng)きにわたり中國(guó)市場(chǎng)でシェアのトップだった。しかし華為技術(shù)（ファーウェイ）や小米（シャオミ）などの臺(tái)頭により、サムスン製品の競(jìng)爭(zhēng)力は次第に弱まっていった。

しかしサムスンには構(gòu)築した産業(yè)チェーンの強(qiáng)みがあり、中國(guó)のハイエンド攜帯電話市場(chǎng)では一定の地位を保っていた。致命傷になったのは同社製品のnote7の爆発事故だった。サムスンは全世界で該當(dāng)製品をリコールしたが、中國(guó)は対象外とした。中國(guó)人消費(fèi)者にとってすれば、サムスンのダブルスタンダードと傲慢さを見せつけられた事態(tài)だった。中國(guó)人消費(fèi)者は、現(xiàn)実の購買行動(dòng)でサムスンに「回答」を突き付けた。サムスンはこうして、中國(guó)市場(chǎng)を失った。

サムスンの攜帯電話市場(chǎng)での敗北は、結(jié)果としてテレビや白物家電にも波及した。中國(guó)系の家電メーカーが技術(shù)を高め、製品のラインアップを充実させたことで、韓國(guó)系家電も徐々に敗退していくことになった。

中國(guó)と韓國(guó)の企業(yè)では、製品の分野が重複している面も顕著だ。韓國(guó)企業(yè)はかつては中國(guó)市場(chǎng)の急速な発展の恩恵を受けたが、技術(shù)の格差は絶対的なものではなかった。そして中國(guó)企業(yè)が韓國(guó)企業(yè)と競(jìng)合する製品分野で、韓國(guó)企業(yè)を追い上げることになった。

韓國(guó)政府の政治や軍事の方針も、韓國(guó)企業(yè)に不利に作用した。韓國(guó)政府は16年に、在韓米軍の高高度防衛(wèi)ミサイル（THAAD）の韓國(guó)國(guó)內(nèi)への配備を認(rèn)めた。その後は、米國(guó)による中國(guó)のチップ産業(yè)に対する制裁にも協(xié)力した。韓國(guó)製品はこれらの動(dòng)きにより、中國(guó)の消費(fèi)者を絶えず失うことになった。中國(guó)では、米國(guó)による制裁が強(qiáng)化されたことで、産業(yè)面で対外依存から脫卻する動(dòng)きが生じた。

中國(guó)製品は品質(zhì)を高めた。また自國(guó)の消費(fèi)者に向けて「技術(shù)をどのように使うか」という點(diǎn)でも韓國(guó)企業(yè)を上回るようになった。中國(guó)人はまた、自國(guó)に対して大きな自信を持つようになった。中國(guó)人消費(fèi)者がデザイン面を含めて自國(guó)ブランドを選ぶようになったことは、文化現(xiàn)象と見なしてよい。極論するならば、中國(guó)企業(yè)は韓國(guó)系製品を全ての分野にわたって駆逐する能力を持つに至った。中韓の製品分野の重複を考えるならば、韓國(guó)製製品は「まだ最悪の時(shí)を迎えていない」と言える。（翻訳?編集/如月隼人）