2024年10月16日、仏國際放送局RFI（ラジオ?フランス?アンテルナショナル）の中國語版サイトは、臺灣獨(dú)立を警戒する中國が臺灣周辺で軍事演習(xí)を行う中、中國側(cè)、臺灣側(cè)の「最前線」の住民はそれぞれ平和を願っていると報じた。

【その他の寫真】

記事は、中國人民解放軍が14日、臺灣の北部、南部、東部の海域で合同軍事演習(xí)「聯(lián)合利剣―2024B」を?qū)g施したと紹介。演習(xí)の目的について、軍事力を誇示すると同時に、臺灣當(dāng)局と國際社會に対して、臺灣の主権に関する中國の立場は揺るぎないものであり、いかなる形の分離獨(dú)立活動も容認(rèn)しないという明確なメッセージを送ることだと伝えた。

そして、臺灣國防部が15日に同演習(xí)について、軍用機(jī)による過去最多の153回の出撃に加え、軍艦14隻が複數(shù)の海域で演習(xí)したと報告するとともに、軍事演習(xí)実施の背景には頼清徳（ライ?チンダー）総統(tǒng)が10日の「雙十節(jié)」の演説で「中華人民共和國は臺灣を代表することはできない」と述べ、臺灣は中國の「併合」に斷固として抵抗し、主権を守ると表明したことへの明確な「警告」との認(rèn)識を示したことを紹介した。

さらに、今回の演習(xí)では空母「遼寧」が與那國島近海で演習(xí)を行ったことで日本側(cè)が戦闘機(jī)を緊急発進(jìn)させ、日本政府が「深刻な懸念」を伝えたほか、フィリピンも演習(xí)後、民間船が中國の海警船に衝突された11日の事件を非難するとともに、15日に米海兵隊(duì)との毎年恒例の合同軍事演習(xí)を開始したと伝えた。

その上で、臺灣海峽の両岸間、さらには周辺國の緊張が高まり、中國軍による軍事演習(xí)が「常態(tài)化」しつつある中でも、臺灣市民は戦爭勃発の可能性は低く、パニックには陥っていないようだと指摘。仏AFP通信の記者が中國から臺灣に最も近い福建省平潭県と、臺灣から中國に近い南竿島を訪れたところ、いずれの市民も依然として平和と臺灣海峽の緊張緩和を望んでいることが分かったとした。

記事は、平潭県では露天商らが地元経済の活性化を理由として臺灣海上情勢の緩和を望んでいると紹介。地元の免稅商業(yè)エリアでは多くの店が閉まっており、ビーチでサンダルやバケツを売る小さな露天商が「以前は多くの臺灣人がここを訪れていたが、今では交通が不便になり客が來なくなった」と語ったことを伝えた。

また、南竿島では飲食店のオーナーが中國による軍事演習(xí)は「一種の威嚇」との認(rèn)識を示す一方で「この狀況に慣れてしまってはいけない。中國と臺灣の雙方の発展にとって平和は不可欠で、臺灣海峽の平和が維持されることを望んでいる」と述べたほか、ある農(nóng)家が「中國と臺灣の人々は一つの家族。戦爭は誰も得をしない」と語り、臺灣の與黨?民進(jìn)黨が挑発しない限り戦爭は起こらないとの考えを示したことを伝えた。（編集?翻訳/川尻）