香港ニュースポータルの香港01に19日、日本の江戸前壽司屋でサーモンを注文するのは超失禮なことなのかとする記事が掲載された。

記事はまず、「日本の美食といえば壽司を思い浮かべる人も少なくないと思う。シンプルで手頃な回転壽司だけでなく、老舗の壽司屋を訪れて職人技を味わうのが好きな人も少なくない」とした。

その上で、日本の漫畫家のゐさんが昨年11月、X（舊ツイッター）に「壽司屋でサーモンやめろ」とのメッセージを添えて、老舗の江戸前壽司屋でのデートでサーモンの握りを注文した男性に、女性が「……逃げ出したい」とドン引きする4コマ漫畫を投稿すると、大きな反響があったことを紹介した。

記事は、そもそも江戸前の壽司ネタにサーモンはなかったこと、その理由として天然の鮭（サーモン）は江戸前で獲れる魚ではなかったことや寄生蟲がいることが多いことなどが挙げられ、その後、ノルウェーなどから養(yǎng)殖されたサーモンが入るようになり、壽司ネタとして親しまれるようになったことを紹介した。

また、伝統(tǒng)的な江戸前壽司の職人は天然物の魚しか握らないことを誇りにしているため、高級壽司屋の多くがサーモンを扱っていないことにも觸れた。

さらに、壽司には食べる順番というものもあり、サーモンやトロのような脂の多いネタではなく淡白なものから始めるのがよいとされ、通は卵焼きから食べるという習(xí)慣があることも紹介した。（翻訳?編集/柳川）