中國(guó)および中國(guó)國(guó)外の華人の間では、上海出身で40代女性の沙白さんが、病気による苦痛から逃れるために安楽死を選択した動(dòng)畫(huà)を投稿したことが話題になった。沙白さんはスイスに渡り、父親と共に映った動(dòng)畫(huà)を23日に投稿して、安楽死を選ぶに至った経緯などを説明した。この件については中國(guó)大陸部のメディア以外に東南アジアの華字メディアも伝えた。

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沙白さんによると、20歳の時(shí)に自己免疫疾患であるエリテマトーデスという病気を発癥した。それ以來(lái)、現(xiàn)在までの20年間余りで7回の発作を起こした。発作の際には皮膚の発疹や関節(jié)炎のために耐えがたい痛みに襲われた。さらに心膜炎や痙攣（けいれん）にも見(jiàn)舞われ、最終的に腎不全に陥って、1週間に3回の透析を受けないと命を維持できなくなった。

沙白さんの周囲の人は彼女の闘病を応援したが、沙白さん本人は「生きているよりも死んだほうが良い」と考えるようになり、人生の最後の道のりにどのように向き合うかを決めた。沙白さんは數(shù)週間前の動(dòng)畫(huà)投稿で、「私は自分がまだ美しいうちにスイスに行って世界に別れを告げることを決めた」と表明した。

終焉の地をスイスに定めたのは、同國(guó)で活動(dòng)する「ディグニタス」という安楽死支援組織を利用するためだ。ちなみに、ディグニタス（dignitas）とはラテン語(yǔ)で「尊厳」を表す言葉だ。

ディグニタスは安楽死を支援するに當(dāng)たっての、厳格な規(guī)則を設(shè)けている。まず、本人が衝動(dòng)的に自殺を望んでいるのではなく、第三者の影響を受けていないことを確認(rèn)する?；鶞?zhǔn)を満たしていない場(chǎng)合には、ディグニタスは自殺のための薬物を渡すことなどをしない。

ディグニタスの最低年會(huì)費(fèi)は80スイスフラン（約1萬(wàn)4000円）で、それ以外にも自殺実行に関連する各種費(fèi)用が必要だ。2018年6月には臺(tái)灣の著名なスポーツキャスターだった傅達(dá)仁さんがディグニタスの支援を受けて自殺したが、傅さんは自殺に至る全過(guò)程を公開(kāi)し、費(fèi)用は計(jì)300萬(wàn)臺(tái)灣ドル（約1400萬(wàn)円）と説明した。なお、沙白さんは中國(guó)大陸部人として初めて、ディグニタスの支援を受けての自殺を決めた人とされる。費(fèi)用については明らかでない。

沙白さんの安楽死については、ネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。「こんなに若い人がこんなに楽しそうに死に向かって駆け抜けてていくのは見(jiàn)たことがない。あまりにも理性的で強(qiáng)すぎる。沙白さん、安らかに旅立ってください。天國(guó)には病気はありません。あるのはお花だけです」といった投稿も寄せられた。なお、安楽死した傅達(dá)仁さんは死亡時(shí)に85歳だった。

「動(dòng)畫(huà)を見(jiàn)てとても悲しくなった。こんなに率直な一人の女性が。ああ……神は不公平だ」など、多くの人は沙白さんの選択に悲しみを表明した。しかし一部では、沙白さんを強(qiáng)く非難する投稿も寄せられた、「78歳の父親を捨てて、自分の最期を看取らせることができるのは、極度にナルシストで殘忍な人物だけだ。このような殘忍な人物が自分を終わらせるのは、よいことだ」といったコメントもある。また、動(dòng)畫(huà)に映った沙白さんの顔色はとてもよいとして、投稿の真実性を疑う投稿もあった。

沙白さんを非難する投稿に対しては、沙白さんを生命の最後の一瞬まで攻撃するものとして、「このような言動(dòng)は本當(dāng)に恥ずべきものだ」とコメントした人もいる。沙白さんの23日の動(dòng)畫(huà)投稿以降の様子は不確かだが、25日に死去したとの報(bào)道もある。（翻訳?編集/如月隼人）

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— 中國(guó)動(dòng)畫(huà) (@RC00547555) October 26, 2024