臺灣メディアの中時新聞網(wǎng)によると、臺灣はかつて日本のバナナ市場で最大のシェアを誇っていたが、フィリピンなどの主要競合國に比べて関稅面で劣勢であることや近年の円安による消費低迷により、今年1～9月の対日輸出量は1278トンにとどまり、過去7年で最低を記録した。

業(yè)界関係者は、円安や関稅に加え、高齢化や異常気象などで生産量が減少し、生産時期の調(diào)整が難しいことも原因の一つと分析し、農(nóng)業(yè)部に対し具體的な政策支援を呼び掛けた。

臺灣産バナナの輸出量の95％超が日本向けで、日本市場の変化は臺灣のバナナ輸出に大きな影響を與える。

関稅に関して、農(nóng)業(yè)部農(nóng)糧署果樹?花卉産業(yè)グループのトップ、蘇登照氏は「これまでの臺日経済貿(mào)易會議でパイナップルやバナナ、枝豆などの関稅問題を日本側(cè)に提起してきたが、日本側(cè)の考えは、長期的には、包括的?先進的環(huán)太平洋経済連攜協(xié)定（CPTPP）などの地域貿(mào)易協(xié)定に加盟する方向で臺灣の農(nóng)産物輸出の競爭力を高めるということで変わっていない」と述べた。農(nóng)糧署の姚士源署長は「相次ぐ臺風(fēng)の影響で生産に影響が及び、輸出減につながっているため、防災(zāi)力を高めることから始めるとともに輸出奨勵も強化する」とした。

臺灣は、日本の児童生徒に臺灣産フルーツへの理解を深めてもらうための取り組みとして、2019年から茨城県笠間市などと提攜して學(xué)校給食での提供も行っている。（翻訳?編集/柳川）