新潟県佐渡市で生まれたトキ16羽を運(yùn)ぶ飛行機(jī)が10月31日、日本東京の羽田空港から北京首都國(guó)際空港に到著した。

中國(guó)と日本の覚書は日本が中國(guó)から提供されたトキから生まれた個(gè)體數(shù)の半數(shù)を返還するとしている。共同通信によると、トキの中國(guó)への返還は2002～16年の間に7回行われ、計(jì)47羽に上り、今回で8回目の返還となる。新型コロナウイルス感染癥の流行や輸送費(fèi)の問(wèn)題などから滯っていた。返還対象のトキは佐渡トキ保護(hù)センターで2016年から2022年に生まれた雄7羽と雌9羽で、受け入れ先の北京動(dòng)物園に移送されることになっている。

中國(guó)側(cè)代表団が訪日し、佐渡市で行われた引き渡しの署名式で、日本の環(huán)境省希少種保全推進(jìn)室の荒牧まりさ室長(zhǎng)は、「両國(guó)の友好の大使の役割を16羽のトキがしてくれているので、晴れがましい思いで見(jiàn)送りたい」と語(yǔ)った。中國(guó)代表団の責(zé)任者は、「トキ16羽は日本のトキ繁殖技術(shù)の進(jìn)歩を反映しているほか、両國(guó)の協(xié)力の成果だ」とした。

中國(guó)でトキは「縁起の良い鳥」とされ、日本でも愛(ài)されてきた。1999年、中國(guó)は日本にオスとメスのペアのトキを贈(zèng)呈し、その後繁殖に成功した。トキの遺伝の多様性を確保するために、21世紀(jì)に入り、中國(guó)は日本に再びトキを提供した。RKB毎日放送のニュースサイトによると、その結(jié)果、現(xiàn)在、日本にはトキの數(shù)が約700羽にまで増えた?，F(xiàn)在、日本にいるトキは全て、中國(guó)のトキの子孫となる。

同サイトによると、トキの繁殖の面で、日本は中國(guó)の成功例を參考にした。佐渡市では今、多くの農(nóng)家が減農(nóng)薬栽培に取り組んでいるのを背景に、トキのエサが増えた。また、佐渡市の農(nóng)家もトキが舞う里山で栽培した減農(nóng)薬米をブランド米にして、全國(guó)各地に販売している。

報(bào)道によると、トキを増やそうという取り組みの中で、魚や両生類、蟲などが再び佐渡市に姿を見(jiàn)せるようになったという。また、中國(guó)と日本の関係という面からすると、トキの保護(hù)によって、互いに知恵を絞って共通の難題に立ち向かえる可能性が示された。その他、トキの返還について、林芳正官房長(zhǎng)官は10月31日の記者會(huì)見(jiàn)で、「トキは日中友好のシンボルだ。トキ保護(hù)の協(xié)力が一層推進(jìn)され、両國(guó)関係のさらなる深化につながることを期待する」と述べた。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?編集/KN）