獨(dú)國(guó)際放送局ドイチェ?ヴェレの中國(guó)語(yǔ)版サイトは「中國(guó)はバイデン氏を懐かしむことになるのか」について論じたドイツメディアの文章を紹介する記事を掲載した。

記事は、獨(dú)誌メルクールが16日、來(lái)年1月に退任することが決まった米バイデン大統(tǒng)領(lǐng)について「中國(guó)はバイデン氏を懐かしむことになるのか。その答えはおそらくトランプ氏が政権を握った後にはっきりするだろう」と報(bào)じたことを紹介した。

記事によると、メルクールはトランプ氏について、大統(tǒng)領(lǐng)1期目で中國(guó)との貿(mào)易戦爭(zhēng)を引き起こし、2期目には中國(guó)からの輸入品に対する新たな制裁関稅の方針を打ち出しているほか、新型コロナウイルス感染癥の発生後には「中國(guó)ウイルス」という言葉を繰り返して世界中の中國(guó)人を怒らせるなど、中國(guó)にとっては非常に厄介な存在であるとの認(rèn)識(shí)を示した。

また、バイデン氏の対中政策も決して順調(diào)ではなく、2022年春には最低點(diǎn)に達(dá)したと指摘。米國(guó)は中國(guó)製と見られる偵察気球を撃墜したことで関係がぎくしゃくし、ブリンケン國(guó)務(wù)長(zhǎng)官が訪中を取りやめたほか、その數(shù)か月後には當(dāng)時(shí)の米下院議長(zhǎng)のペロシが臺(tái)北を訪問(wèn)して中國(guó)政府が猛反発したと紹介した。そして、中國(guó)の習(xí)近平（シー?ジンピン）國(guó)家主席が昨年「米國(guó)主導(dǎo)の西側(cè)諸國(guó)が中國(guó)を封じ込め、包囲、抑圧している」と異例の名指しによる米國(guó)批判を行うなど、中國(guó)は米國(guó)との関係破綻を示唆する態(tài)度を見せてきたとする一方で「バイデン氏は中國(guó)に対して友好的な人物ではないが、それでもトランプ氏よりは信頼できるパートナーだった」と論じた。

そして、トランプ氏が発表した第2次政権の人事からは、中國(guó)に対する強(qiáng)硬な姿勢(shì)が見て取れると紹介。國(guó)務(wù)長(zhǎng)官就任が予想されるマルコ?ルビオ上院議員、ホワイトハウスの國(guó)家安全保障顧問(wèn)に就任すると見られるマイク?ウォルツ下院議員は対中強(qiáng)硬派であり、特にルビオ氏は最もタカ派的な人物とみなされているとした上で「中國(guó)が間もなくバイデン政権を懐かしむような気持ちで振り返るようになることは、十分に予想できる」との見方を示した。

記事はさらに、ロシア?ウクライナ紛爭(zhēng)における中國(guó)の立ち位置について「中國(guó)はロシアの最も緊密な政治的同盟國(guó)。ウクライナの主権を尊重しつつ、ロシアの安全保障上の必要性を認(rèn)識(shí)するなど、一見バランスを取っているように見える中國(guó)だが、実際にはモスクワ寄りの立場(chǎng)。ロシアと中國(guó)はBRICS諸國(guó)の枠組みの中で緊密に連攜し、歐米が支配する世界秩序に取って代わろうとしている。もし中國(guó)がロシアの武器生産に直接関與するようになれば、それは大きな転換點(diǎn)となるだろう」とし、理論的には歐州にも対応策はあるものの、歐州連合（EU）と中國(guó)は貿(mào)易面でも相互依存しているため中國(guó)への制裁措置は限定的になることから「いずれにしても戦爭(zhēng)の行方はトランプ氏の手に委ねられている」と論じた獨(dú)紙フランクフルター?アルゲマイネ?ツァイトゥングの15日付報(bào)道も合わせて紹介した。（編集?翻訳/川尻）