2024年11月19日、仏女性ファッション誌「Marie Claire」臺灣版は、結(jié)末が楽しみな名作アニメ8作品を紹介した記事を掲載した。

記事は1作目に「バガボンド」を挙げ、「漫畫家?井上雄彥氏の作品で最も知られているのは『スラムダンク』だが、同作も彼の代表作の一つ?！亥攻楗啷昆螗护趣袭悿胜腚儑鞖荬蚋肖袱毪长趣扦??！亥啸堀螗伞护先毡兢涡≌h家?吉川英治氏の『宮本武蔵』を原作とした、夢を失った主人公?新免武蔵（しんめんたけぞう）が、僧侶?沢庵宗彭（たくあんそうほう）の教えを受けて、剣道を磨くことで流浪の旅を始める物語。連載中には何度も休載があり、その理由については井上氏への長期取材が行われた『空白』という書籍に記されている。同書からは、井上氏が『バガボンド』に注いだ情熱がうかがえ、一筆一筆が深く考え抜かれた結(jié)果であることが分かる。彼の他の連載作品『リアル』と同様に、読者が忍耐強(qiáng)く待てば、井上氏は彼が伝えたい物語を絵を通して表現(xiàn)してくれるだろう」と論じた。

2作目は「ファイブスター物語」だとし、「SFアニメだが、その描き方は一般的な漫畫とは少し異なっている。通常、漫畫は作者が構(gòu)築した物語を通じて、少しずつ読者を主人公たちの世界へと導(dǎo)く。しかし同作は、巻末に非常に詳細(xì)な年表があり、この年表を通じて、読者は各時(shí)期にどのような重要な出來事が起こるかを事前に知ることができる。漫畫を読んでいるというより、むしろ作者?永野護(hù)氏が作り上げた壯大な歴史書をめくっているような感覚だ。同作は、4つの太陽系と5つの有人惑星からなる『ジョーカー太陽星団』を舞臺とし、多くの栄光ある騎士たちの物語が描かれる。86年に連載が開始されたものの未完結(jié)。永野氏の繊細(xì)な描寫や、美しく設(shè)定された各種メカデザイン、滑らかな線と個(gè)性豊かなキャラクターたちは、ファンの間で語り草となり、今なお多くの読者が、この壯大な敘事詩がいつか完結(jié)する日を心待ちにしている」とした。

3作目は「強(qiáng)殖裝甲ガイバー」だとし、「物語は、高校生の深町晶（ふかまちしょう）が『ユニット』と呼ばれる兵器を偶然起動(dòng)させ、殖裝體『ガイバー』に変身するところから始まる。この出來事によって、兵器に隠された巨大な秘密が明らかになり、同じく殖裝者である『ガイバーIII』と協(xié)力しながら、世界を征服しようとする秘密結(jié)社『クロノス』に立ち向かう。作者の高屋良樹氏は、連載中に何度も休載を経験し、『月刊少年キャプテン』、『月刊エースネクスト』、『月刊少年エース』の3つの少年誌を渡り歩きながら作品を描いてきた。しかし、時(shí)が経つにつれ、作者の年齢も上がり、連載再開は難しい狀況にあるようだ。それでも多くのファンは、同作が中途半端に終わるのではなく、きちんとした結(jié)末を迎えてほしいと願(yuàn)っている」と述べた。

4作目は「名探偵コナン」だとし、「『真実はいつもひとつ！』このセリフを知らない人はいないだろう。同作は、まさに誰もが一度は觸れたことのある名作だ。物語は、高校生探偵の工藤新一（くどうしんいち）が事件を調(diào)査中に黒の組織に襲われ、『APTX-4869』という毒薬を飲まされて小學(xué)生の姿になってしまうことから始まる。黒の組織の正體を暴き、解毒剤を見つけるため、江戸川コナン（えどがわコナン）と名乗りながら、小學(xué)生として振る舞い、幼なじみの毛利蘭（もうりらん）が住む探偵事務(wù)所に居候し、真相を追い求める新一の姿が描かれる。同作は長年にわたり、私たちとともに春夏秋冬を駆け抜けてきたが、物語の中ではたった半年しか経過していないとされている。そのため、膨大な世界観や事件が描かれる中、完結(jié)がまだ遠(yuǎn)いのではないかと思うこともある。しかし、『紅の修學(xué)旅行 鮮紅編?戀紅編』で、新一と蘭がついに交際を始めることが明かされ、ファンは子どもの頃から抱いていたささやかな心殘りが満たされるような展開となった」と言及した。

5作目に「HUNTER×HUNTER」を挙げ、「長期休載中の同作になかなか進(jìn)展が見られないことに対し、ファンはいつになったらクラピカは船を降りるのかと、愛憎入り混じった感情を抱いている。同作は王道の少年漫畫の代表作で、くじら島で暮らす少年?ゴン＝フリークスが行方不明の父親?ジン＝フリークスの足跡を追い、ハンター試験を受ける冒険の旅に出る物語。作者の冨樫義博氏は腰痛がひどく、これが連載の進(jìn)行に影響を與えていることは明らかだ。それでも最近、不定期ながらも連載を再開。ファンは結(jié)末が近いと期待している」と紹介した。

6作目は「ガラスの仮面」だとし、「少女漫畫の象徴ともいえる大きな瞳や、驚いたときの白目表現(xiàn)、そして獨(dú)特の畫風(fēng)。これらを極めた同作は、同時(shí)期に連載されていた『キャンディ?キャンデ?！护洹亥佶毳单ぅ妞韦肖椤护葋Kび、當(dāng)時(shí)の少女たちにとって特別な存在だった。主人公の北島マヤ（きやじまマヤ）は演技に対して人並外れた才能と情熱を持っており、その才能が大女優(yōu)?月影千草（つきかげちぐさ）の目に留まると、名作『紅天女』の主役の後継者に育てるべく劇団での特訓(xùn)が開始される。ライバルとの競爭や數(shù)々の困難を乗り越え、『紅天女』を目指す物語だ。同作は75年に『花とゆめ』で連載が始まったが、現(xiàn)在49巻で停滯している。これは、作者の美內(nèi)すずえ氏が作畫に対して非常に高いこだわりを持っていることや、年齢や體力的な問題が影響しているとされている。読者が気になって仕方のないマヤと速水真澄（はやみますみ）の戀愛がどのように結(jié)末を迎えるのか、答えが出るのはもう少し先のことになりそうだ」と述べた。

7作目は「NANA」だとし、「同作は、小松奈々と大崎ナナという2人の『ナナ』が、東京行きの列車で偶然出會(huì)い、ルームメイト兼友人になるところから始まる。正反対の性格と異なる環(huán)境で育った2人が、友情、戀愛、そして成長を通じて織りなす笑いと涙の物語が描かれている。同作は漫畫やアニメだけでなく、05年に日本の歌手?中島美嘉が主演を務(wù)めた実寫映畫が特に印象深く、多くの人々に『ナナ』というキャラクターを鮮烈に刻み込んだ。しかし、09年に作者の矢沢あい氏が健康問題を抱えたことで、漫畫の連載は現(xiàn)在も長期休載狀態(tài)となっている。とはいえ、物語は倒敘法（あらかじめ結(jié)果や結(jié)末が明らかにされた狀態(tài)で、その過程が語られる手法）で進(jìn)行するため、読者は登場人物がどのようにその結(jié)果に至るのかを知りながら読み進(jìn)められる?，F(xiàn)在の連載狀況は終盤に差し掛かっているようにも見えるが、各話の獨(dú)白は読者の想像や余韻を殘すよう描かれており、他の甘くロマンチックな少女漫畫とは異なる異彩を放っている」と論じた。

8作目に「王家の紋章」を挙げ、「作者?細(xì)川智栄子氏と芙～みん氏の共作による長編大作?？脊艑W(xué)を?qū)Wぶ米國の少女?キャロル?リードが、墓の発掘現(xiàn)場に立ち?xí)Δ?、解き放たれた呪い?000年前の古代エジプトへタイムスリップしてしまう。そこでキャロルは若きファラオ（王）?メンフィスと出會(huì)い、歴史を超えた壯大な愛の物語が始まる。同作は76年に連載が始まり、40年以上が経過した現(xiàn)在も未だ完結(jié)していない。壯大な世界観と多くのサイドストーリーが加わり、物語の規(guī)模はどんどん拡大しているが、進(jìn)行が遅く、巻數(shù)が増える中で一部の設(shè)定が忘れられていると感じる読者もいる。當(dāng)時(shí)同作を読み始めた少女たちは、今や大人となった。有生のうちに、この長壽少女漫畫の結(jié)末を見ることができることを願(yuàn)わずにはいられない」と結(jié)んだ。（翻訳?編集/巖田）