中國の巨大な陥沒穴「天坑」が観光スポットに、一方で懸念も―英メディア

Record China    2024年12月1日(日) 10時0分

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25日、環(huán)球時報は、中國に數(shù)多く存在する巨大な陥沒穴「天坑」が観光スポットになる一方で、懸念も抱えているとする英メディアの報道を紹介した。

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2024年11月25日、環(huán)球時報は、中國に數(shù)多く存在する巨大な陥沒穴「天坑」が観光スポットになる一方で、懸念も抱えているとする英メディアの報道を紹介する記事を掲載した。

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記事はBBCの23日付文章を引用。BBCの文章は、世界に300カ所余り存在する「天坑」のうち7割近くが中國にあり、中でも広西チワン族自治區(qū)には知られているものだけでも90カ所存在すると紹介するとともに、數(shù)年前に同自治區(qū)で見つかった巨大天坑には原生植物が殘っており、生長した樹木の高さは40メートルにも達(dá)していると伝えた。


そして、現(xiàn)地で育ち、「天坑」のガイドを務(wù)める50代の男性が「かつては人が天坑に降りると妖怪が風(fēng)雨を起こし、お化けが雲(yún)や霧を立ち込ませると考えられてきた」と紹介するとともに、「天坑」の中から貴重な植物が発見され、この10年で海外から探検者が続々と訪れるようになるなどとは考えてもみなかったと明かしたことを紹介した。

一方で、國內(nèi)外から「天坑」を訪れる人が急増する中、観光客の存在が學(xué)術(shù)研究を妨げるのではないかとの懸念も出ていると指摘。中國の研究者が「われわれは天坑という植物の生息地をもっとしっかり保護(hù)すべきだ。天坑には多くの貴重な絶滅危懼植物にとって天國のような場所。そして新たな発見も次々と生まれている」と語ったことを伝えた。


また、天坑の研究は地球の長期的な進(jìn)化や気候変動を把握する上でも重要であると専門家が考えているとした上で、中國の研究者が「過度の開発は大きな破壊につながる。天坑の原始的な生態(tài)環(huán)境を守るために、熱気球やドローンを使って鑑賞したり、ある程度離れた場所に遊歩道を設(shè)けたりして、穴の中の生物になるべく影響を與えないようにしたい」との考えを示したとしている。(編集?翻訳/川尻

※記事中の中國をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現(xiàn)地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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