「太白酒肆」で詩(shī)人の李白と漢詩(shī)を詠み合い、大運(yùn)河博物館で脫出ゲームを楽しみ、唐代の宮殿で宴會(huì)に出席し、「紅樓夢(mèng)」の小劇場(chǎng)を舞臺(tái)上や舞臺(tái)裏から鑑賞するといったような、參加型でインタラクティブ度と體験度が高い沒(méi)入型の文化観光アクティビティーが近年、次々と話(huà)題となり、若者の間で人気を集めている。

【その他の寫(xiě)真】

今の若者はこれまでのような「景色を見(jiàn)て回る」スタイルではなく、「景色に入り込む」スタイルの遊び方を好むようになっている。

中國(guó)では今、若者が祝祭日の旅行の主力軍となっている。旅行サイト?攜程のデータによると、今年の國(guó)慶節(jié)（建國(guó)記念日、10月1日）に合わせた7連休中の予約のうち、2000～04年生まれの若者が占める割合は20％近くに達(dá)し、「85後（85～89年生まれ）」と「90後（90年代生まれ）」を抜いて、旅行消費(fèi)の主力となった。

一部の観光スポットは個(gè)性的なアクティビティーを打ち出し、さらに多くの若者を呼び込むことに成功しているほか、ある意味、革新的な文化観光の新業(yè)態(tài)が生まれ、獨(dú)特な地域IPや観光スポットの目玉を作り上げている。都市の代表的な観光ルートと若者の間で人気の「マーダーミステリー」といったゲームを組み合わせている都市もある。

観光客の女性?蘇さんは、山東省青島市のビール博物館を訪(fǎng)れ、マーダーミステリー「覚醒した醸造家」を體験。蘇さんは「シナリオに基づいて、博物館の見(jiàn)學(xué)ルートを進(jìn)むと、人混みを避けることができたほか、スペシャルなシーンやサービスを楽しむことができた」と振り返る。

陝西省西安市や河南省洛陽(yáng)市といった歴史?文化の名城は、歴史を前面に押し出したアクティビティーを打ち出している。例えば、お?dú)荬巳毪辘蝸唤y(tǒng)衣裝などを選び、きれいにメイクしてもらい、センスあるカメラマンに寫(xiě)真を撮影してもらうという沒(méi)入型アクティビティーが多くの観光客にとって、第一の選択肢となっている。

「沒(méi)入型のアクティビティー」が人気を集める理由とは？

業(yè)界関係者は、「人気となっているのは、代表的なIPなどを活用して作り出された沒(méi)入型のアクティビティー。代表的なIPというのは、もともと認(rèn)知度や影響力が高いため、たくさんの観光客が集まって來(lái)る」としている。

陝西省西安市にある「長(zhǎng)安十二時(shí)辰」は、人気映畫(huà)やドラマのシーンにも出て來(lái)る唐代の街や文化を再現(xiàn)した沒(méi)入體験型の娯楽施設(shè)だ。また、吉林省長(zhǎng)春市の動(dòng)植物園は、1986年に制作されたドラマ「西遊記」のライセンスを取得し、「西遊記」をテーマにした沒(méi)入型のナイトツアーを打ち出している。そのショーなどに登場(chǎng)する「雪餅猴」は、五行山に閉じ込められた孫悟空をモチーフにしているという。

その他にも新たな目玉を打ち出して、観光客を呼び込んでいる観光スポットがたくさんある。 業(yè)界関係者は、「目玉を打ち出すというのは、観光客を呼び込む第一歩に過(guò)ぎない。魅力ある沒(méi)入型體験には、ハイクオリティーのシーンの設(shè)計(jì)や素晴らしい文化が必ず必要となる。そして技術(shù)を駆使することで、観光客がその中に入り込んだような感覚を楽しめるリアルな體験を提供しなければならない」と指摘している。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?編集/KN）