2024年11月28日、獨國際放送局ドイチェ?ヴェレの中國語版サイトは、中國や東南アジア諸國が領(lǐng)有権を爭う南シナ海の島付近に中國の民間船が大量集結(jié)したと報じた。

記事は英ロイターが報じた內(nèi)容として、米宇宙技術(shù)會社マクサー?テクノロジーズが撮影した衛(wèi)星畫像を分析したところ、南シナ海のスプラトリー諸島にあるパグアサ島（英語名はティトゥ島、中國名は中業(yè)島）付近に船が約60隻停泊しているのが確認され、一部の船は同島からわずか2カイリの場所に停泊していたことが分かったと紹介。オンラインの船舶追跡システムによると、衛(wèi)星畫像に映っていた船の多くは中國の漁船だったと伝えた。

その上で、この島の領(lǐng)有権を中國や臺灣、ベトナムと爭っているフィリピンのアルフォンソ?トレス軍西部司令本部司令官が「（中國の）海上民兵船がこの地區(qū)に集まるのはいつものこと」と述べ、同國海軍のロイビンセント?トリニダッド報道官も同様の見解を示すとともに「これらの船が違法な存在であることは知っているが、慌てる必要はない」とコメントしたことを紹介した。さらに米國防総省も大量の中國漁船について「中國海警當(dāng)局と海軍が協(xié)力して、係爭海域における中國の存在を際立たせている」との認識を示したとしている。

記事によると、中國國防部はこの件について回答をしておらず、フィリピンなどが指摘する「海上民兵」の存在についてもこれまで明らかにしていない。

記事は、シンガポールの南洋理工大學(xué)國防?戦略研究所の許瑞麟（コー?スウィリン）研究員が今回の中國側(cè)の行動について、政治情勢が緊迫化しているフィリピンの反応を探っている可能性があり、船が引き続き同じ海域に停泊するようであれば「中國はフィリピンによる軍事施設(shè)建設(shè)作業(yè)を遅らせる狙いがあるかもしれない」との見解を示したことを紹介した。

そして、フィリピンではサラ?ドゥテルテ副大統(tǒng)領(lǐng)が23日、マルコス大統(tǒng)領(lǐng)夫妻らを暗殺する「殺し屋を雇った」と発言し、マルコス大統(tǒng)領(lǐng)が「副大統(tǒng)領(lǐng)の陰謀を斷固としてたたきのめす」とコメントするなど、國內(nèi)で最も権勢を振るう2大政治家ファミリー間の亀裂が拡大していること、同國がパグアサ島に建設(shè)中の新たな航空機格納庫が數(shù)週間後に完成する見込みであることを背景として伝えた。（編集?翻訳/川尻）