2024年12月2日、韓國?中央日報(bào)は「物価高?ウォン安の長期化により、コロナ禍後に爆発的に増加した海外旅行需要に変化が生じている」とし、「北米や歐州などの長距離旅行に代わり、費(fèi)用負(fù)擔(dān)の少ない日本などのアジア旅行が主流になっている」と伝えた。

記事によると、コロナ禍の20年4月に3萬1425人にまで減少していた海外旅行客數(shù)は今年1月に277萬866人を記録し、コロナ禍前の19年1月（291萬2331人）の95％水準(zhǔn)に回復(fù)した。

海外旅行の規(guī)模はコロナ禍前と同水準(zhǔn)だが、旅行トレンドには変化が見られた。市場調(diào)査會社コンシューマーインサイトが韓國の成人男女2000人を?qū)澫螭藢g施した調(diào)査によると、調(diào)査対象者がここ半年間で最も多く訪れた地域は日本（32．3％）、ベトナム（16．6％）、歐州（8．1％）、豪州?グアム?サイパン（4．2％）の順だった。コロナ禍前と比較すると、日本とベトナムへの旅行客はそれぞれ189％、116％増え、歐州と米國?ハワイへの旅行客はそれぞれ70％、52％減少したという。

記事は「短距離旅行への関心が高まったのは、不景気に物価高が続いて財(cái)布のひもが固くなった消費(fèi)者が費(fèi)用負(fù)擔(dān)を強(qiáng)く感じたためとみられる」と分析している。

韓國統(tǒng)計(jì)庁によると、消費(fèi)者物価指數(shù)の上昇率は2～3月に3．1％を維持し、9月以降は1％臺に安定している。しかし物価上昇ペースが賃金上昇ペースより速く、実質(zhì)賃金は減少した。9月の物価水準(zhǔn)を反映した実質(zhì)賃金は375萬1000ウォン（約40萬3000円）で前年同期比1．9％減少した。

また、記事は「ウォン安ドル高で費(fèi)用負(fù)擔(dān)がさらに増加した影響もある」と指摘している。ソウル市內(nèi)に住む20代の會社員は「8月の夏休みに歐州に行こうとしたが、費(fèi)用が負(fù)擔(dān)になって札幌に4泊5日で行ってきた」「円安でコスパのよい旅行ができたので満足だった」などと話した。

ある旅行會社関係者は「冬は有給休暇の殘りを消化する會社員や冬休みを活用して旅行する學(xué)生が多く、夏休みシーズンに劣らない繁盛期」とし、「コスパ旅行のトレンドに合わせてさまざまな特価商品を用意している」と話したという。

この記事を見た韓國のネットユーザーからは「歐州に行くお金はないけど、SNSに飛行機(jī)の窓から撮った雲(yún)や旅行の寫真を載せてリア充をアピールしないといけないから、LCCの在庫一掃チケットを取って貧乏旅行をしているのだろうね」「日本は円安でかなり安くなったし、距離負(fù)擔(dān)もない。でも一番大きな理由は、韓國國內(nèi)旅行がぼったくり問題でかなりお金がかかること」「現(xiàn)在、世界で最もコスパの良い國が日本。東南アジアでも日本のような便利施設(shè)や景色、サービスの揃った場所で食事などしようとしたら日本より高い。日本は治安もよくて空気もきれいだから、行かない理由はない」「日本は近くて清潔で食べ物がおいしくて治安が良くてショッピングも楽しめる最強(qiáng)の國」「日本は世界で一番清潔な國。だから何度も行きたくなる。東京の一部を除くとどこへ行っても本當(dāng)にきれいで感心する」などの聲が上がっている。（翻訳?編集/堂本）