2024年12月2日、環(huán)球時報は「米國の中國人學(xué)生を呼び込む力はどうして低下したのか」と題したロシアメディアの報道を紹介する記事を掲載した。

記事は、ロシアメディア?スプートニクの11月30日付文章を引用。記事によると、スプートニクは最新のデータとして中國人學(xué)生による米國留學(xué)熱が低下する中で、インド人學(xué)生が15年ぶりに中國人を抜いて米國最大の留學(xué)生源になったとし「中國の學(xué)生と家族は、留學(xué)先の選択を見直し始めている」と評した。

そして、専門家からは、米國政府が中國との戦略的な競爭を激化させ、中國への圧力を高め続けていることで、両國間の人や文化の交流が阻害されているとの見方が示されたとした。

また、米國の非営利団體「國際教育協(xié)會」の研究主管であるミルカ?マテル氏は近ごろ「この3年で中國人留學(xué)生は減少しており、特に學(xué)部生の減少が目立った」と述べたほか、EFエデュケーション?ファーストのスティーブン?ハン氏が「米國に留學(xué)する中國人學(xué)生の減少は、中國の家庭の留學(xué)に対する関心低下を意味するわけではなく、選択肢が増えたことによるもの。英國やオーストラリアなどが有利な留學(xué)政策を?qū)g施しており、留學(xué)先や適切な大學(xué)を選ぶ選択肢が増えたのだ」と解説したことを伝えている。

さらに、これまで多くが留學(xué)することを選択してきた中國人學(xué)生が、自國にとどまって勉學(xué)に勵むことを選ぶようになったとも指摘。その背景には中國の大學(xué)のブランド力が向上し、米國で教壇に立っていた中國人教員の多くが米國での困難に直面するなどして中國に戻ってきたこと、また、中國の教育の質(zhì)が顕著に高まったことがあるとした。

スプートニクの文章は、中國の學(xué)生や家族が他國への留學(xué)や中國國內(nèi)での就學(xué)を選択するようになったことで、米國の留學(xué)教育市場は大きな影響を受けていると紹介。この狀況は米中間の人的、文化的交流を間接的に低減させると同時に、他國にとってより多くの中國人留學(xué)生を呼び込む新たなチャンスになっており、中國人學(xué)生にとっては進(jìn)路の選択肢がますます広がることになると評した。（編集?翻訳/川尻）