2024年12月4日、環(huán)球時(shí)報(bào)は、「週末旅行圏」が日中韓3カ國(guó)の市民の「心の架け橋」になっているとする記事を掲載した。

記事は、中國(guó)政府が11月8日の韓國(guó)に続き、同30日には日本の一般パスポート所持者を?qū)澫螭?0日間のビザ免除の試行を開(kāi)始したことで、日韓両國(guó)で「中國(guó)旅行」ブームが巻き起こっていると紹介。ビザ免除政策の初日、日本からの入國(guó)者數(shù)が前年同期比107%増を記録し、韓國(guó)でも金曜日の仕事終わりから週末を利用して「思い立ったらすぐ行ける」中國(guó)旅行が若者の間で新たな流行になっていると伝えた。そして、9月に開(kāi)催された第15回日中韓文化大臣會(huì)合では、30年までに3?カ國(guó)間の相互訪問(wèn)者數(shù)を4000萬(wàn)人に増やす目標(biāo)の実現(xiàn)に向けて協(xié)力を強(qiáng)化することで3カ國(guó)が合意しており、中國(guó)によるビザ免除試行後の盛況ぶりは、この目標(biāo)の実現(xiàn)に大きな自信を與えたといえると評(píng)した。

また、中國(guó)のアウトバウンド市場(chǎng)も今年に入って急速に回復(fù)しており、日韓両國(guó)も中國(guó)人観光客を呼び込むための優(yōu)遇政策を打ち出していると指摘。例えば、韓國(guó)観光公社がSNSを駆使しした観光案內(nèi)通訳ホットラインを設(shè)けたほか、韓國(guó)政府が中國(guó)人観光客をターゲットとした格安ツアーでの強(qiáng)制ショッピング問(wèn)題に厳しく対応したと伝え、日本政府もビザ手続きの簡(jiǎn)素化、免稅対象商品の拡大、観光インフラの整備強(qiáng)化などにより観光客の體験向上を図っているとした。さらに、両國(guó)は中國(guó)語(yǔ)のガイドや案內(nèi)標(biāo)識(shí)を整備し、中國(guó)のモバイル決済サービス導(dǎo)入も進(jìn)めていると紹介した。

記事は、3カ國(guó)が地理的に近い上に同じ文化圏に屬していることから「週末旅行圏」を形成するための客観的條件と主観的な意欲の雙方が備わっているとした。さらに、SNSの普及が特に日韓の若者の訪中を加速させていると紹介?，F(xiàn)地の住民の親切さ、清潔な街並み、ハイテク生活を?qū)g際に體験したインフルエンサーが中國(guó)に対する不安の払拭や誤解の解消に一役買うとともにフォロワーに中國(guó)旅行を積極的に勧めており、今後中國(guó)旅行が日本や韓國(guó)の若者にとって、卒業(yè)旅行、留學(xué)旅行、研修旅行、さらには健康志向の旅行の重要な目的地となる可能性があると展望した。

その上で、ビザ免除がビジネス上の利便性を満たすだけでなく、日中?中韓間の文化交流をさらに深めることにつながるとし、3カ國(guó)間の協(xié)力が深まるつれ、日中韓の「週末旅行圏」は互いの文化交流をさらに加速、活性化させ、各國(guó)民同士の相互理解と心のつながりを築く文化的な架け橋となるだろうと結(jié)んでいる。（編集?翻訳/川尻）