長江デルタ地域の一體化発展の「業(yè)績表」の中で、「國內(nèi)総生産（GDP）1兆元（約20兆円）都市」が最も注目を集めるキーワードとなっている。

2018年から23年にかけて、長江デルタの「1兆元都市」は6都市から9都市に増えた。順に上海、蘇州、杭州、南京、寧波、無錫、南通、合肥、常州の9都市で、合計(jì)すると全國のGDPの3分の1以上を占める。全國的には26都市ある。

今年第1-3四半期（1-9月）には、長江デルタの3省1直轄市のGDP成長率は5．4％となり、全國平均を0．6ポイント上回った。江蘇省の徐州、揚(yáng)州、塩城の3都市は「1兆元都市」を目指し、達(dá)成に向けたタイムテーブルを明確に打ち出した。浙江省の溫州、紹興なども「1兆元都市」の重要な予備軍だ。

長江デルタの「1兆元都市」が拡大し続けるその秘訣は何だろうか。長江デルタ一體化発展のボーナスが避けて通ることのできない答えの一つになるだろう。4日に長江デルタ地域協(xié)力弁公室は記者會(huì)見を開き、長江デルタ一體化発展の「業(yè)績表」と「目標(biāo)書」について説明した。

長江デルタでは研究開発（R＆D）費(fèi)用の投入の割合が18年の2．81％から23年の3．34％に上昇した。グローバルテクノロジークラスターベスト100のうち、上海-蘇州クラスターは18年の11位（この年は上海クラスターのみ）から24年は5位に躍進(jìn)した。南京クラスターは9位となって、初めてベスト10入りした。

長江デルタはテクノロジー資源の開放?共有のプロセスが加速し続けている。長江デルタテクノロジー資源共有サービスプラットフォームは大型科學(xué)機(jī)器をすでに4萬6441臺(tái)（セット）集積し、長江デルタテクノロジーイノベーション?バウチャーがサポートした企業(yè)のノベーションサービス購入回?cái)?shù)は延べ7000回を超え、購入額は1億7000萬元（約34億円）を超えた。

テクノロジーイノベーションと産業(yè)のイノベーションの融合が加速する中で、長江デルタの新エネルギー自動(dòng)車産業(yè)チェーン體系が最もよい事例になる?，F(xiàn)在、全國で生産される新エネ車10臺(tái)のうち、4臺(tái)は長江デルタ地域で生産されたものだ。

長江デルタ一體化発展は人々にも実質(zhì)的な獲得感をもたらした。例えば、「軌道の上の長江デルタ」が移動(dòng)を便利にした。長江デルタの3省1直轄市をまたぐ「スーパー環(huán)狀線」とされる高速鉄道が6月15日に開通した。今年は池黃（池州-黃山）高速鉄道、杭溫（杭州-溫州）高速鉄道、宣績（宣城-績渓）高速鉄道が相次いで開通して運(yùn)行をスタートした。長江デルタの高速鉄道営業(yè)距離數(shù)は7600キロメートルを超え、18年の4150キロメートルと比べると80％以上長くなり、第14次五カ年計(jì)畫（2021-25年）期間の終わり頃には8000キロメートルを超えることが予想される。

質(zhì)の高い発展を達(dá)成するために生態(tài)環(huán)境を犠牲にするという代償を支払ってはならない。今年1-10月、長江デルタ地域の平均優(yōu)良天気日數(shù)の割合は83．3％に達(dá)し、18年同期に比べて8．2ポイント上昇した。PM2．5（微小粒子狀物質(zhì)）の平均濃度は30マイクログラム/立方メートル（?/立方メートル）となり、18年同期の42?/立方メートルに比べて大幅に低下した。（提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KS）