米紙「ニューヨーク?タイムズ」は8日、「イスラエル軍地上部隊がゴラン高原に位置するシリアとの緩衝地帯を越えて同國領(lǐng)內(nèi)に侵入した。イスラエル空軍もシリア領(lǐng)內(nèi)の政府軍施設(shè)を空爆した。イスラエル軍地上部隊によるシリア領(lǐng)內(nèi)への侵入は1973年の第4次中東戦爭以來初めてであり、同國政策の大きな転換を示している」と報じました。

イスラエルの國內(nèi)メディアによりますと、ネタニヤフ首相は同國の占領(lǐng)下にあるゴラン高原を視察し、1974年に成立したシリアとの兵力引き離し合意が“崩壊”したと主張し、“敵対勢力”による占領(lǐng)を防ぐために緩衝地帯への進軍を命令したということです。

イスラエル軍は1967年の第3次中東戦爭でシリア南西部のゴラン高原の大部分を占領(lǐng)し、1981年にイスラエル議會がゴラン高原の併合決議案を可決しました。

これを受け、國連安保理はイスラエルによるゴラン高原の併合を「無効である」として、撤廃を求める決議497號を全會一致で採択しています。（提供/CRI）