クランクインしたばかりの中國ドラマ「雙軌」で、監(jiān)督とスタッフを一斉に入れ替えるなど、トラブル発生の話題が浮上している。

中國メディアによると、ユー?シューシン（虞書欣）主演のヒューマンドラマ「雙軌」は11月22日にクランクイン。しかし、開始から6日で撮影が一時中斷となり、監(jiān)督とスタッフが一斉に降板。その後、別の監(jiān)督とスタッフが加入して12月1日に撮影を再開したという。なお、原因としてユー?シューシンと監(jiān)督の不仲や監(jiān)督のパワハラ疑惑が報じられている。

「雙軌」は動畫配信サービスの愛奇蕓（iQiyi）が手がけ、7日に行われた同社のエンタメアワード「愛奇蕓尖叫之夜」にユー?シューシンが出席し、作品をPRした。しかし、ユー?シューシンは前日の6日、中國のSNS?微博（ウェイボー）で「人が成長する道の途中では、必ず困難や慘めなことに遭遇するでしょう」と自身の心情を吐露するかのような一文を投稿。これは「雙軌」のトラブルを示すのではないかと注目された。

なお、この投稿文に続いて6日夜には、「雙軌」の制作側(cè)が聲明を発表し、監(jiān)督のパワハラや現(xiàn)場でのトラブルといったうわさを否定。監(jiān)督が交代したわけではなく、當(dāng)初から監(jiān)督2人の共同制作だったと説明した。

だが翌日の7日には、「雙軌」のカーアクションシーン擔(dān)當(dāng)監(jiān)督を名乗る人物がウェイボーに長文を投稿。急にスタッフチームが解散となったが、その分の賃金が支払われていないことや、3カ月かけて準(zhǔn)備したアクションシーンを新たなスタッフが雑な仕事で仕上げることになれば視聴者に対して不誠実な行為だと批判した。

ウェイボーではこうした一連の流れが注目され、タイトルの「雙軌」（二つの軌道）に絡(luò)めた「雙軌 すでに脫線」や「雙軌 パワハラ」といった言葉がここ數(shù)日のトレンドランキングで上位に入っている。（Mathilda）