元旦や春節(jié)（舊正月）が近づくにつれ、中國(guó)の切り花市場(chǎng)は繁忙期を迎えています。中國(guó)南西部の雲(yún)南省昆明市にある斗南花卉取引市場(chǎng)はアジア最大の切り花取引市場(chǎng)で、年末を控え、新年に飾る花が相次いで出回り、消費(fèi)者から大きな人気を呼んでいます。

斗南花卉取引市場(chǎng)は今、一年で最も商売が忙しい時(shí)期を迎え、花を買(mǎi)い求める消費(fèi)者が途切れることがありません。コチョウラン、ナナミノキ、シンビジウムなどが新年に飾る花の主役である一方、縁起が良いことから、ヤナギバグミなどの珍しい品種も消費(fèi)者の注目を集めています。

昆明市內(nèi)にある切り花オークションセンターによると、今年1～9月に同センターで取引された切り花の大口発注量は前年同期比15%増の15億本に上り、新年の訪れが近づき、大口の発注がさらに増える見(jiàn)込みです。

実店舗での切り花販売が好調(diào)な一方、オンラインでの花の販売も爆発的な人気を呼んでおり、売れ行きが急激に伸びています。昆明市內(nèi)にあるECライブコマース販売センターで切り花のEC販売に攜わっている張意豪さんは、「11月に入ってから、1日當(dāng)たりの注文量は5萬(wàn)～6萬(wàn)件に上り、近頃では日に10萬(wàn)件近くなってきた」と紹介し、その理由として新年に飾る花の消費(fèi)需要の高まりを挙げています。

張さんは2022年から切り花のEC販売を始めました?！敢郧挨?、雲(yún)南省では主に中小農(nóng)家が切り花の栽培をしており、天候による影響が大きかった。だが今では、中型?大型の施設(shè)農(nóng)業(yè)（ハウスや溫室などの施設(shè)を利用して行う農(nóng)業(yè)）が大量に切り花産業(yè)に參入し、技術(shù)栽培や大規(guī)模栽培によって、切り花の栽培基準(zhǔn)や品質(zhì)の安定性が大いに向上している」と紹介しました。

データによると、雲(yún)南省では2023年の花の栽培面積が13萬(wàn)ヘクタールに上っており、切り花の栽培面積はその內(nèi)の2萬(wàn)3300ヘクタールでした。また、同年の雲(yún)南省での切り花生産量は189億7000萬(wàn)本で、中國(guó)全土で販売される花の7割以上は雲(yún)南省産でした。

雲(yún)南省にある花卉企業(yè)の責(zé)任者?王鵬程さんは、「今年の輸出市場(chǎng)は非常に好調(diào)で、とりわけロシアやカザフスタンなどの『一帯一路』共同建設(shè)國(guó)からの注文量や顧客數(shù)が爆発的に増えており、前年同期比で顧客數(shù)は15％増え、注文量は20％以上も増えた」と紹介しました。

昆明稅関の統(tǒng)計(jì)によると、今年1～11月の雲(yún)南省の切り花輸出額は前年同期比34．5％増の6億7000萬(wàn)元（約140億7000萬(wàn)円）に達(dá)したということです。（提供/CRI）