2024年12月16日、仏國際放送局RFI（ラジオ?フランス?アンテルナショナル）の中國語版サイトは、獨(dú)自動車大手メルセデス?ベンツグループの従業(yè)員代表が中國戦略見直しが必要との見解を示したと報じた。

記事は、メルセデス?ベンツの今年1?9月の自動車販売臺數(shù)が前年同期比4．3％減の146萬臺となり、年間販売臺數(shù)も前年の204萬3800臺をわずかに下回ると見られることを紹介。その背景には中國経済の低迷と、電気自動車（EV）の販売がBMWグループに大きく後れを取っていることがあると伝えた。

そして、同グループ監(jiān)査役會の従業(yè)員代表を務(wù)めるエルグン?リュマリ氏が獨(dú)紙フランクフルター?アルゲマイネ?ツァイトゥングの16日付インタビュー記事の中で、年間販売臺數(shù)が200萬臺を割り込むことは労働組合の代表として「受け入れられない」とし「もし會社が長期にわたり生産臺數(shù)を大きく低下させるのであれば、それは致命的だ」と述べたことを紹介。リュマリ氏が「ドイツの自動車企業(yè)は市場シェアを急いで挽回するとともに中國戦略を見直し、年間販売量200萬臺を確保しなければならない」とコメントしたことを伝えた。

記事は、ドイツの自動車業(yè)界では現(xiàn)在、安価な中國製自動車との競爭で市場シェアを確保する方策をめぐり企業(yè)管理層と労働者代表の間で緊張関係が激化していると指摘。企業(yè)管理者側(cè)が支出削減で活路を見出そうとしているのに対し、労働者側(cè)は「誤った戦略だ」と反発しているとした。

その上で、同グループのオラ?ケレニウス最高経営責(zé)任者（CEO）が20年に販売臺數(shù)追求戦略を転換し、最も利益率の高い高級セグメントに焦點を當(dāng)てるとともに、25年までにコストを20%以上削減する計畫を立てたのに対し、一部の投資家が「中國において、高級EVは手頃な価格帯のEVほどの人気を得ていない」として戦略修正を求めていることを紹介している。

記事はさらに、リュマリ氏がインタビューの中で「われわれには成長、成長、成長が必要。新しい戦略を立てなければならない」と述べたことを合わせて伝えた。（編集?翻訳/川尻）