【獨(dú)占インタビュー】サー?ディンディン(2) ―世界が評価する『アライブ』のスピリチュアルな音楽世界

Record China    2007年7月10日(火) 19時(shí)48分

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2007年7月5日、今、中國音楽界で最も注目を集めている新世代アーティスト、サー?ディンディンに獨(dú)占取材。歐米でも高く評価されている、その獨(dú)創(chuàng)的でスピリチュアルな音楽世界に迫った。

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オリエンタルで獨(dú)創(chuàng)的な音楽で、中國國內(nèi)はもちろん歐米からも注目を集めているサー?ディンディン(薩頂頂)。2007年6月25日には、世界デビューとなるアルバム『アライブ/ALIVE』をリリース、日本での活躍も期待される。世界のクリエイティブから高い評価を受けるその音楽世界に、獨(dú)占インタビューから迫った。

その他の寫真

中國の伝統(tǒng)楽器と現(xiàn)代楽器が奏でる旋律に、少女のような透明感のある歌聲。サー?ディンディンの音楽は、オリエンタルというだけでなくスピリチュアルな世界を創(chuàng)り出している。神秘的とも感じられるその音楽の魅力について尋ねると、彼女は強(qiáng)い意志を感じさせる瞳で「私の音楽が皆さんを行きたいところへ導(dǎo)いてくれるでしょう」と語る。

しかし、「行きたいところへ導(dǎo)く」というのは一體何を意味しているのだろうか。サー?ディンディンは、音楽を「単なるBGMではなく、気持ちを変えてくれる効果を持つもの」だと考えているという。そして、サー?ディンディンの音楽世界に入ることで、「心を解放し、リラックスして本來の自分に戻ってほしい」と話す。

その言葉通り、伝統(tǒng)楽器や少數(shù)民族の合唱などを隨所に盛り込み、歌詞にサンスクリット語やマントラを用いるなどした新鮮で獨(dú)創(chuàng)的な音楽スタイルは、日常とは違う別世界に來たような広がりを感じさせる。伝統(tǒng)の音楽をポップスと見事に調(diào)和させ、聴き手の心を解き放つような音楽の原點(diǎn)には、幼い頃過ごした內(nèi)モンゴルでの生活があるという。

サー?ディンディンは、モンゴル人の母と中國人の父を持ち、幼少期の3年間を祖母の暮らす內(nèi)モンゴルで過ごした。彼女は、「モンゴルの大草原と牛や羊などの動(dòng)物たち、そして遊牧民族の歌に囲まれて過ごした日々のことは、私自身と私の音楽活動(dòng)に大きな影響を與えている」と話す。さらに大自然への畏敬とともに、ラマ教(チベット仏教)の信者だった祖母の影響を受けて、仏教に対しても強(qiáng)い関心を持つようになった。都會(huì)で生活するようになってからも自然や仏教への想いはますます強(qiáng)まり、北京で音楽を?qū)Wびながら、自然や歴史的文化遺産のある場所へ旅をしたり、獨(dú)學(xué)でチベット語や仏教の勉強(qiáng)をするまでになったという。

彼女の音楽が単なる「癒し系」という枠に當(dāng)てはまらないのは、こうした幼少期の経験と自然や仏教、歴史的文化遺産などへの確たる信念を音楽で表現(xiàn)しているからなのだろう。今後の活動(dòng)について尋ねると、「次回作のコンセプトなど具體的なことはこれからですが、確実に言えるのは、音楽の効能を作品に反映し進(jìn)化させていきたい」と話してくれた。

すでに歐米では、2006年グラミー賞受賞式に招かれるなど注目度は高いサー?ディンディン。モンゴル?チベットなどの大自然と仏教をモチーフにした、壯大でスピリチュアルな世界をぜひ堪能していただきたい。

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