福建省の廈門（アモイ）遠(yuǎn)海コンテナ埠頭では、スマート化したブリッジクレーンやガントリークレーンなどの大型積み下ろし設(shè)備が林立し、自動(dòng)運(yùn)転トラックが秩序正しく行き交っている。人民日?qǐng)?bào)が伝えた。

14號(hào)の係留施設(shè)で、遠(yuǎn)洋からはるばるやってきた國際貨物船がゆっくり停泊した。作業(yè)員は貨物船から2本の電気ケーブルを引き出し、埠頭陸上電力供給システムの高圧接続箱とつなぎ、ナイフスイッチをオンにした。すると陸上電力供給システムが船の燃料の代わりに発電し、貨物船に電力供給を開始した。そして、かつてのガソリン音とエンジン音が消えた。

かつて船は港に停泊中、自前の燃料システムによって発電していたため、燃料の消費(fèi)量が多く、燃料の品質(zhì)も悪く、港の廃棄ガスの主な排出源になっていた。陸上電力供給システムがあれば、船は港に停泊すると補(bǔ)助ディーゼル発電機(jī)をオフにし、陸上から電力を取り込むことができる。また、機(jī)械の騒音が減り、船員の生活?労働環(huán)境が改善される。

國網(wǎng)廈門電力供給公司マーケティング部の張?。ē弗悭?ジュン）副部長は、「これは福建省初のコンテナ船高圧陸上電力供給システムで、2016年に正式に稼働開始した。同プロジェクトの設(shè)計(jì)電力供給容量は3000キロワット（kW）で、10萬トンクラス以下の大型コンテナ船に電力供給できる。毎年燃料の消費(fèi)量を約300トン、二酸化炭素の排出量を951トン、硫化物および窒素酸化物の排出量を4．8トン減らせる」と説明した。

試行の成功と力強(qiáng)い政策支援により、陸上電力供給システムの建設(shè)の「友達(dá)の輪」が急速に広がっている。

廈門海事局危管防汚処4級(jí)主任科員の李筱莎（リー?シャオシャー）氏は、「昨年以來、複數(shù)の埠頭と海運(yùn)會(huì)社を訪れ、船舶の陸上電力の使用に関する深いレベルの難點(diǎn)と行き詰まりを詳細(xì)に収集?分析し、船舶汚染対策條例の発表と実施を推進(jìn)し、立法形式により船舶の陸上電力の使用を促進(jìn)する措置を打ち出した。海事當(dāng)局はさらに廈門市による奨勵(lì)策の発表を推進(jìn)し、陸上電力の使用コストを引き下げた。同時(shí)に陸上電力の使用狀況の現(xiàn)場監(jiān)督管理を強(qiáng)化し、停泊中の船舶に可能な限り使用するよう促した。今年1?10月の廈門港停泊船舶の陸上電力使用量は前年同期比112％増の810萬キロワット時(shí)（kWh）だった」と述べた。

國際クルーズ船「アドラ?メディタラニア」は廈門國際クルーズ船母港に停泊中、陸上電力供給システムとの接続時(shí)間が73時(shí)間以上、電力消費(fèi)量が21萬kWhに上り、二酸化炭素排出量を約1200トン削減した。中國における國際クルーズ船1隻當(dāng)たりの電力供給時(shí)間と電力供給量の記録を更新した。

廈門クルーズ船観光は今年に入り、力強(qiáng)く回復(fù)している。李氏は、「廈門海事局はクルーズ船の停泊中の陸上電力使用を積極的に推進(jìn)しており、使用量が前年比10．6倍増となった。これは廈門港のグリーン?低炭素な発展を促進(jìn)し、廈門灣の大気品質(zhì)を効果的に高め、炭素?汚染削減を同時(shí)に進(jìn)め、青い海と空を守った。同時(shí)にクルーズ船のグリーン発展の原動(dòng)力を引き出し、クルーズ船経済を盛り上げ、海上グリーン?低炭素モビリティーの新たなトレンドをけん引している」と説明した。（提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/YF）