韓國(guó)では國(guó)會(huì)で尹錫悅（ユン?ソンニョル）大統(tǒng)領(lǐng)の弾劾決議案が可決され、大統(tǒng)領(lǐng)の職務(wù)が停止された。同國(guó)では1948年8月15日の建國(guó)以來、13人が大統(tǒng)領(lǐng)を務(wù)めた（大統(tǒng)領(lǐng)代行を除く）が、その多くは正常と言えない運(yùn)命をたどることになった。香港メディアの亜洲週刊はこのほど、「韓國(guó)大統(tǒng)領(lǐng)は悲慘な結(jié)末」と題する記事を発表した。本稿は、その主要部分を日本人読者向けに若干の情報(bào)を追加することを含めて再構(gòu)成したものだ。なお（?。﹥?nèi)に示した年はすべて大統(tǒng)領(lǐng)在任期間を示す。

【その他の寫真】

クーデターで政権を奪取した樸大統(tǒng)領(lǐng)は暗殺に倒れた

李承晩（イ?スンマン、1948－60年）大統(tǒng)領(lǐng)は、60年に4期目の大統(tǒng)領(lǐng)に就任した後に、選挙過程で不正があったとして全國(guó)規(guī)模の學(xué)生などによる抗議運(yùn)動(dòng)が発生した（4月革命）。李大統(tǒng)領(lǐng)は辭任を表明して米ハワイに亡命し、65年にホノルルで死去した。

尹潽善（ユン?ボソン、60－62年）大統(tǒng)領(lǐng)は就任してから1年足らずで軍事クーデターを起こされて実権を失い、任期終了前に辭任した。

軍事クーデターを起こした中心人物の樸正煕（パク?チョンヒ、1963－1979）氏は大統(tǒng)領(lǐng)代行を経て大統(tǒng)領(lǐng)に就任した。樸大統(tǒng)領(lǐng)の在任期間には韓國(guó)経済が急成長(zhǎng)して國(guó)民の生活水準(zhǔn)は著しく向上したが、獨(dú)裁的な政治手法は批判された。1974年には在日韓國(guó)人の文世光（ムン?セグァン）がソウル市內(nèi)でイベントに出席した樸大統(tǒng)領(lǐng)を狙って発砲する暗殺未遂事件が発生した。樸大統(tǒng)領(lǐng)は無事だったが、妻の陸英修氏が頭部に弾丸を受けて死亡した。樸大統(tǒng)領(lǐng)は79年10月に、韓國(guó)中央情報(bào)部（KCIA）部長(zhǎng)だった金載圭（キム?ジェギュ）に射殺された。

樸大統(tǒng)領(lǐng)の暗殺を受けて崔圭夏（チェ?ギュハ、79－80年）氏が大統(tǒng)領(lǐng)代理を務(wù)め、次いで正式に大統(tǒng)領(lǐng)に就任したが、79年12月に発生した陸軍のクーデターにより有名無実の大統(tǒng)領(lǐng)になり、80年8月に辭任した。

経済や外交で成果収めても國(guó)內(nèi)では反対派の民衆(zhòng)を虐殺

次の大統(tǒng)領(lǐng)に就任したのは、クーデターを起こした中心人物だった陸軍の全斗煥（チョン?ドゥファン、80－88年）少將だった。全大統(tǒng)領(lǐng)の時(shí)代には経済が発展し五輪誘致の成功や中國(guó)との國(guó)交樹立などの成果があったが、反政府活動(dòng)の取り締まりは厳しかった。特に學(xué)生などによる民主化運(yùn)動(dòng)を軍を出動(dòng)させて弾圧した光州事件では多くの市民が犠牲になった。

退任後は一族の不正や民主化弾圧の責(zé)任が問われて死刑判決を言い渡されたが、終身刑に減刑され、97年には恩赦が適用されて98年に釈放された。

盧泰愚（ノ?テウ、88－93年）大統(tǒng)領(lǐng)は、退任後の95年に政治資金の隠匿などで無期懲役を言い渡されたが、その後に大統(tǒng)領(lǐng)の指示により裁判が再び行われ、懲役17年の刑が確定した。

不正疑惑の捜査が自らに迫り自殺した大統(tǒng)領(lǐng)経験者も

金泳三大統(tǒng)領(lǐng)（キム?ヨンサム、93－98年）は経済と政治改革を進(jìn)めて、汚職取り締まりにも力を入れたが、任期中に長(zhǎng)男が汚職で投獄された。

金大中（キム?デジュン、98－2003年）大統(tǒng)領(lǐng)は、アジア金融危機(jī)に見舞われた経済の回復(fù)に力を入れ、朝鮮半島の緊張緩和に向けた「太陽(yáng)政策」を積極的に推進(jìn)し、2000年に南北二國(guó)間會(huì)談を成功させ、同年にノーベル平和賞を受賞した。しかし政権末期には次男と三男が収賄罪で実刑判決を受け、長(zhǎng)男も退任後に収賄容疑で起訴された。

盧武鉉（ノ?ムヒョン、2003－08年、ただし63日間の職務(wù)停止期間あり）大統(tǒng)領(lǐng)は選挙法の中立原則に違反したと非難され、國(guó)會(huì)で弾劾されて停職に追い込まれたが、04年5月、憲法裁判所は弾劾案を覆し、盧大統(tǒng)領(lǐng)の職権は回復(fù)された。しかし退任後には家族や政権?fù)?dān)當(dāng)時(shí)の側(cè)近が金品絡(luò)みの不正で逮捕され有罪判決も出た。さらに自らも捜査対象になると崖から飛び降りて自殺した。

大統(tǒng)領(lǐng)退任後に有罪判決が確定する例が相次ぐ

李明博（イ?ミョンバク、08－13年）は、退任後に収賄の罪で20年に懲役17年が確定した。ただし22年に健康狀態(tài)を理由に刑執(zhí)行が停止されて釈放され、同年中に特別赦免を受けて懲役期間の殘り15年間の執(zhí)行が取り消された。

樸槿恵（パク?クネ、13－16年）大統(tǒng)領(lǐng)については16年に、私的な友人である崔順実（チェ?スンシル）氏に特権を與えたとして民衆(zhòng)によるデモが発生し、同年12月に韓國(guó)國(guó)會(huì)は弾劾案を可決した。18年には韓國(guó)憲法裁判所は弾劾案を有効とする判決を示し、樸大統(tǒng)領(lǐng)は韓國(guó)史上初めて、弾劾によって退陣した大統(tǒng)領(lǐng)になった。

18年には樸槿恵元大統(tǒng)領(lǐng)に対して、収賄や職権亂用などで懲役14年の判決16件の罪で囚人14年の判決を受けたが、最終的に文在寅（ムン?ジェイン、17－22年）大統(tǒng)領(lǐng)から特赦を受けて釈放された。（翻訳?編集/如月隼人）