中國メディアの環(huán)球時報(bào)は中國が化學(xué)肥料の使用を減らしつつ過去最高の食糧生産量を?qū)g現(xiàn)したとするインドメディアの報(bào)道を紹介する記事を掲載した。

記事はインド紙「ビジネス?スタンダード」の記事を引用。記事によると同紙は、中國は2025年の農(nóng)業(yè)現(xiàn)代化目標(biāo)に向けた歩みを進(jìn)める中で、伝統(tǒng)的な農(nóng)業(yè)で用いられていた化學(xué)肥料を徐々に排除し、革新的な食糧生産方式に移行しているとし、23年までに7年連続で化學(xué)肥料の使用量を削減しながら、農(nóng)業(yè)生産量は安定した成長を続けていると紹介。24年の穀物総生産量は7億トンを超えて過去最高を記録しており、成長の要因として、必要な栄養(yǎng)素だけを作物に供給する精密な施肥や、種子技術(shù)の改良、農(nóng)地の質(zhì)向上、機(jī)械化などを挙げた。

その上で、中國は気候変動や地政學(xué)的な不確実性、さらに世界の耕地面積の9％で世界人口の約18％を養(yǎng)うという課題に直面していることから食糧安全保障を最優(yōu)先課題としており、「第14次五カ年計(jì)畫（2021～2025年）」の指針の下で政府が農(nóng)業(yè)研究開発への資金投入を増やしていると伝えた。

そして、科學(xué)技術(shù)の革新によって中國では主要作物の単位面積あたりの収量が向上するとともに、収穫後の損失が減少していると紹介。中國農(nóng)業(yè)科學(xué)院の報(bào)告によると、35年までに中國が食糧の収穫、貯蔵、加工、消費(fèi)の各段階で損失率を40％削減できれば、米、小麥、トウモロコシといった主要な穀物を合計(jì)で5390萬トン節(jié)約できるとした。

同紙は一方で、中國の農(nóng)業(yè)には依然として課題も存在すると指摘。國內(nèi)の穀物生産量が増加する一方で、23年には穀物輸入量が前年比11．7％増加しているとし、貿(mào)易摩擦がエスカレートする中で農(nóng)業(yè)生産性の向上がかつてないほど重要になっていると評した。（編集?翻訳/川尻）