中國メディアの観察者網(wǎng)は、日常生活にデジタル技術(shù)が浸透している中國の情報(bào)セキュリティー事情について報(bào)じた。

記事は、消費(fèi)者がデジタル時(shí)代の便利さを享受している一方で、個(gè)人の機(jī)密情報(bào)が盜まれたり、不正に利用されたりする犯罪事件は毎年後を絶たないとし、その例としてここ數(shù)年出現(xiàn)した「スマート駐車」のセキュリティー問題について紹介。北京市內(nèi)にある二つのスマート駐車システムを?qū)毪筏狂v車場で技術(shù)検査を行った結(jié)果、運(yùn)転手が車を駐車場に入れると、數(shù)キロ離れた場所にいる専門技術(shù)者が車両ナンバーを入力するだけで、本人確認(rèn)なしで駐車場の位置や入場時(shí)間といった機(jī)密情報(bào)を簡単に取得できることが判明したと伝えた。

そして、犯罪者に目を付けられた車両が駐車場に入ると、その情報(bào)がグループ內(nèi)で共有され、わずか數(shù)十分以內(nèi)に車両にGPS無線位置追跡器が取り付けられると指摘。「実行犯」は車両1臺に追跡器を貼り付けることで800～1000元（約1萬7000?2萬1000円）の利益を得ており、さらに駐車場のデータシステムに侵入して情報(bào)を提供する「上流の犯罪者」は、より多額の利益を得ているとした。

その上で、ネットワークセキュリティーの専門家がさまざまな消費(fèi)シーンにおける情報(bào)セキュリティーリスクに関する調(diào)査を?qū)g施したとして、その結(jié)果を紹介。カフェでのモバイル注文やフィットネスジムの會員登録では、専門家が最も基本的な解読プログラムを使用しただけで、難なく顧客の個(gè)人情報(bào)を入手できてしまったと伝えた。

また、ホテル予約プログラムでは一定の暗號化対策が施されていたものの、生成される注文番號に規(guī)則性があるため、規(guī)則を利用して特定の日付の全注文情報(bào)を簡単に閲覧できたほか、病院の醫(yī)療情報(bào)管理システムでは権限の設(shè)定や認(rèn)識に関して基本的な防御策すら講じておらず、本來管理者権限が必要な検査報(bào)告書の閲覧も、一般アカウントですべて閲覧できてしまう問題性が発覚したと紹介している。（編集?翻訳/川尻）