シンガポール華字メディアの聯(lián)合早報は26日、年明けの1月20日に控えるトランプ次期米大統(tǒng)領(lǐng)の就任前夜に中國メディアが両國の友好物語を募る活動を始めたと報じた。

記事によると、中國共産黨機関紙?人民日報は25日、「中米の友好協(xié)力物語」作品募集活動の始動セレモニーが2024鼓嶺フォーラムで行われたと報道。この活動は人民日報數(shù)字伝播と環(huán)球時報が共同で発起したもので、來年6月20日まで國內(nèi)外の団體や個人から作品を募集する。テーマは「文化の違いを乗り越え、友情と信頼を継承」だ。中國と米國の交流の感動的な物語を記録し、両國の友好協(xié)力を伝える文章、寫真、映像などの作品を求める。

人民日報は同日、「鼓嶺の物語」「鼓嶺の縁」についても紹介し、その継承と発揚を呼び掛けたといい、聯(lián)合早報は昨年6月の新華社の報道として「『鼓嶺の物語』とは米國人のミルトン?ガードナー氏と中國福建省福州市鼓嶺との間の縁のことだ」と説明。そして、「20世紀(jì)初めに幼かったガードナー氏は両親について中國で子ども時代を過ごし、亡くなる前は『Kuling』としきりに口にした。その後、ガードナー氏の妻は米國で學(xué)ぶ中國人留學(xué)生の助けを得て、夫が言っていたのが福州市の鼓嶺だと分かった」と紹介し、「1992年、當(dāng)時中國共産黨福州市委員會書記を務(wù)めていた習(xí)近平（シー?ジンピン）氏は新聞でこの物語を読んでガードナー夫人を鼓嶺に招いた。習(xí)氏は2012年に訪米した際、米國の友好団體が開いた歓迎の食事會でこの出來事を語った」と伝えた。（翻訳?編集/野谷）