2024年12月27日、中國メディアの環(huán)球時報は韓國メディアの報道を引用し、臺灣がTSMCで成功した方式にならい、韓國政府が國営ファウンドリー「KSMC（Korea Semiconductor Manufacturing Company）」の設(shè)立を計畫していると伝えた。

記事は初めに「ソウル新聞など複數(shù)の韓國メディアによると、韓國の國家工學(xué)アカデミー（NAEK）で先ごろ開かれた検討會で、韓國工業(yè)界と學(xué)術(shù)界から臺灣のTSMCのように政府が援助するファウンドリーメーカーの設(shè)立が提案されたという。この計畫は、國內(nèi)半導(dǎo)體産業(yè)が直面する課題に対処し、世界市場での競爭力を強化するために、（最先端、伝統(tǒng)的なものを含めた）多様な製造プロセスを通じてファウンドリとファブレス（工場なし）企業(yè)の間でバランスの取れたシステムを構(gòu)築することを目的としている。専門家の試算では20兆ウォン（約2兆1500億円）規(guī)模の投資で、2045年までに300兆ウォン（約32兆円）の経済効果を生み出すという」と伝えた。

続けて「韓國の半導(dǎo)體業(yè)界の関係者によると、今年の半導(dǎo)體の業(yè)績は回復(fù)基調(diào)にあるものの、業(yè)界が歴史的に最大の危機を迎えていることに変わりはなく、世界で半導(dǎo)體産業(yè)の競爭が激化する背景の下で、これまで韓國がリードしていたメモリチップの技術(shù)は徐々に弱まりつつあり、投資も先送りされ、人材流出や政策のサポート不足などの問題が業(yè)界の発展を難しくしている。データによると、18～23年で、韓國のメモリチップ輸出額は830億ドルから、ほぼ半分の429億ドルまで減少した」と伝えた上で、専門家の意見として「KSMC構(gòu)想は業(yè)界內(nèi)の構(gòu)造的な問題を解決し、臺灣のUMC（聯(lián)華電子）やPSMC（力晶積成電子製造）のような、特殊な工程にも対応可能なファウンドリ企業(yè)と先進的な技術(shù)を持つ企業(yè)との間で相互補完ができるようになる?，F(xiàn)在、韓國はサムスン電子の10ナノ以下の工程へ過度に依存しており、より多くの小型システムの企業(yè)が発展できずにいる。検討會でもメモリと先進的なパッケージ技術(shù)の積極的な育成とタイムリーな設(shè)備投資の実行が主張された。ファブレスの半導(dǎo)體設(shè)計やパッケージ業(yè)界の成長の鈍化、人材流出、過剰な規(guī)制につながる現(xiàn)在のアラームを解決しなければ、韓國の半導(dǎo)體産業(yè)は世界の技術(shù)競爭から脫落し、取り返せないほどの経済的打撃を被るだろう」と紹介し、「専門家は韓國政府が大企業(yè)の発展を後押しするのと同時に、中小企業(yè)へのサポートも強化し、中小の原材料や部品、設(shè)備メーカーへ直接投資することにより、半導(dǎo)體業(yè)界の製造システム全體の研究開発力の拡大を促すよう呼び掛けている」と指摘した。

記事は最後に「業(yè)界関係者の中には、KSMCのような政府出資の企業(yè)が高度な製造プロセスへの挑戦に効果的に対処できるかを心配する聲もあり、SKハイニックスからはサムスン電子の古いファウンドリ設(shè)備をKSMC計畫の一部に利用することなどの提案がされているという」と伝えた。（翻訳?編集/原邦之）